ソーシャルディスタンスが重視されるようになってから、レジの並び方が難しいなぁ、と感じることありませんか?実は今、列に割り込んできた男性に声をかけた女性の言葉が「目から鱗」と評判になっています。

それが、オクシンさん(@OKU_MAYA)が投稿したこちらのツイートです。

  • ※画像はイメージ

スーパーのレジが混んでて列になってた。ソーシャルディスタンスで距離間隔をあけてる。僕の前方の女性が男性に割り込みされた。女性は一言「お急ぎですか?」と声をかけた。男性は割り込んだ事に気がついておらず「ごめんなさい」と言って最後尾に回った。注意の仕方が質問形式で勉強になったという話 (@OKU_MAYAより引用)

オクシンさんは、男性が割り込むのを見て、心の中で「1人分遅くなる、割り込まないで欲しい」と思ったそうです。と、そんな時に、女性が「お急ぎですか?」と言ったのが、印象的だったようです。普通なら、「並んでますよ」ってストレートに言ってしまいそうなものですが、それを質問形式で聞くとは。

この女性の対応に、読者からは「あっぱれ」「これは素敵対応!」「なるほど!これは目から鱗です!」「めちゃくちゃ勉強になりました!」と賞賛の声が続々と寄せられていました。

オクシンさんに、この「質問形式で注意する」という手法について、特に注目しているポイントを聞いたところ、「私自身同様の経験がありますが、声をかける際に『すいません、並んでいます』と声をかけていました。直接的に指摘する方法です。今回、私の目の前の女性の対応は指摘を切り取り、言葉を変えたものだと感じました」とのこと。

また、順番を守らなければならないと教えられてきた人が多いため、「割り込み=悪」と考えがちですが、今回のことでオクシンさんは、「理由によっては『割り込み=善』になることがある」と思ったそうです。具体的には、「外で人が倒れてると仮定し一刻も早く水を購入しなければならない」とか。「そういう状況であれば、すすんで順番を譲るでしょう」と話していました。

最後に、今回のツイ―トが反響を生んでいることについて聞くと、「日常の何気ないやり取り、コミュニケーションの中でも工夫次第で様々な形に変化させることがあると思いました。私自身、直接的コミュニケーションが多いため、言葉の切り取りと変化のさせ方が新鮮に感じました」とのことでした。

直接言うと角が立ちそうなことでも、質問形式で相手に気づかせることでさりげなく伝えることができるこの手法。折を見て試してみたいものですね。