長谷川演じる光秀については、「謎の多い人物なのでフィクションの部分がかなり多いと思います。印象としては、いろんな人物をつないでいった人なんだなと。フットワークも軽いですし。長谷川くんが演じているということもあって、とてもひょうひょうとしていながらさわやかなイメージになっていると思います」と印象を述べ、藤孝と光秀との関係を「現代に例えるなら会社の同僚みたいな感じ」と表現した。

長谷川からとても刺激を受けているそうで、「同年代の長谷川くんが大河ドラマの主役として、ハードなスケジュールの中、ずっと真ん中に立っている姿を見ているだけでもかなり刺激になりますし、勇気をもらいます」と話し、「序盤のほうで光秀との殺陣のシーンがありましたが、あれはかなり練習しました。出会いのシーンの特殊な型が難しかったのは印象に残っています」と共演シーンを振り返った。

長谷川に加え、将軍・義昭役の滝藤賢一も同年代。2人との共演は「ものすごく楽しい」と言い、「序盤のほうから長谷川くんとの2人のシーンが多かったですが、途中から滝藤くんも入ってきて、新しい義昭像を目指して演じていらっしゃる。滝藤くんは僕にはない個性をたくさん持っている方なので素晴らしいなと思って見ています。目が大きく、表情が豊かなところとか。同世代でもみんな違いがあって面白いなと思います」とうれしそうに話した。

藤孝の異母兄・三淵藤英役の谷原章介との共演シーンも多い。「兄弟でありながら考え方が若い時からちょっとずつ違っていたところがあり、その違いを意識しながら演じています。『藤孝はこういう感じだよね』と谷原さんがボソッと話される一言が僕の中で『なるほどな』と。それがヒントになったりしていて、すごく助かるなと思いながら演じていました」と裏話を明かした。

染谷将太演じる織田信長にも言及。「非常に魅力的な信長だなと思っています。染谷くんがどう演じるのか興味がありましたので、こうきたか! と。新鮮さもあるし、説得力もあるし、とても見ていて楽しいです」と語った。

そして、「そうそうたる方々の中でやらせていただいているので、みなさん本当にすごいなと思う連続です」としみじみと語る眞島。「実際に現場でお会いする機会はなかったですけど、本木さんの斎藤道三はオンエアを見てすごいなと思いました」と本木雅弘の演技に圧倒されたことも明かした。

■眞島秀和
1976年11月13日生まれ、山形県出身。1999年、映画『青~chong~』の主演として俳優デビュー。映画『血と骨』(04)、『フラガール』(06)、『HERO』(07)、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14)、『愚行録」(17)、『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(19)や、ドラマ『海峡』(07)、『なぜ君は絶望と闘えたのか』(10)、『僕のヤバイ妻』(16)、『未解決事件~ロッキード事件』(16)、『隣の家族は青く見える』(18)、『おっさんずラブ』(18)、『サウナーマン~汗か涙かわからない~』、『坂の途中の家』、『サギデカ』(19)、『おじさんはカワイイものがお好き。』(20)など、数多くの作品に出演している。

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