俳優の生田斗真が、舞台『ほんとうのハウンド警部(原題:The Real Inspector Hound)』主演を務めることが7日、明らかになった。

  • 上段左から山崎一、生田斗真、吉原光夫。下段左から趣里、鈴木浩介、池谷のぶえ、峯村リエ

    上段左から山崎一、生田斗真、吉原光夫。下段左から趣里、鈴木浩介、池谷のぶえ、峯村リエ

同作は英国演劇界の至宝トム・ストッパードの緻密な頭脳プレイが炸裂する戯曲で、シス・カンパニーによる2021年の第1弾公演となる。1968年にロンドン・クライテリオン劇場にて初演を迎え、「劇中劇=メタシアター」のからくりが物理的にも心理的にも絡み合った「劇場全体」の魅力が凝縮された作品で、推理劇仕立てで始まりながら、「推理」にとどまらない人間心理の滑稽さを孕んだ複雑な谷間へ導いていく。

これまでも同カンパニーは『アルカディア』(2016年 栗山民也演出)、『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ(通称:ロズギル)』(2017年 小川絵梨子演出)とストッパード戯曲を上演してきたが、今回は『ロズギル』以来となり、生田と演出の小川が再び顔を合わせることとなった。

出演は生田のほか、吉原光夫、趣里、池谷のぶえ、鈴木浩介、峯村リエ、山崎一が集う。公演はBunkamunaシアターコクーンにて2021年3月5日〜3月31日。