日毎に新型コロナウイルス感染症の脅威が増す昨今。本来であればクリスマスや年末年始シーズンを迎え、街は華やぐはずなのだが、「第3波」の渦中にある今年ばかりはそうはいかなそうだ。

職場やプライベートの仲間内での忘年会を楽しみにしている人も多いと思うが、果たして今年の状況はどうだろうか。今回はマイナビニュース会員804人に「忘年会に出席する予定があるか」を聞き、その理由も教えてもらった。

  • 忘年会に出席する予定はある?

Q.忘年会に出席する予定はありますか?(開催されれば出席しますか?)

「はい」(18.2%)
「いいえ」(81.8%)

Q.その理由を教えてください(自由回答)

■「出席する予定がある」

・「マスク、3密を徹底して行うから大丈夫だと思います」(48歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「今年の忘年会は、小規模で行う予定ですよ!」(48歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「感染対策(店側・自分自身)をちゃんとすれば、忘年会に出席しても良いと思う」(49歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「オンラインでの飲み会であれば、少人数でも楽しめると思う」(38歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「コロナウイルスの影響など心配がありますけど……毎年恒例のイベントなので、ウイルス対策をしっかりとして忘年会に参加したいと思っております」(47歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「私の地域はコロナの影響も現在落ち着いているので、この状況なら忘年会は出席しても問題ないと思います」(48歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「開催人数や店舗の状況にもよりますが、地元はコロナの被害が少ないので、地元の人だけで地元のお店での開催なら参加したいです」(43歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「コロナ感染は心配だけど、コミュニティの付き合いも必要」(43歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/その他技術職)
・「プライベートの忘年会は控えるが、会社が主催するものは社員としては断りづらい」(45歳男性/ディスプレイ・空間デザイン/建築・土木関連技術職)
・「やはり今年はこういうご時世だから中止になりましたが、コミュニケーションは大事にしていきたいと思います」(48歳男性/総合商社/事務・企画・経営関連)
・「少人数でひっそりとやろうかなぁと。やはり経済を回すという意味で色々考えて何かしないと……と思います」(46歳男性/その他/クリエイティブ関連)
・「忘年会が好きで毎年楽しみにしているし、毎年利用している馴染みの店に貢献したいし、自粛生活が続いていてストレスが溜まっているから」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「忘年会自体が開催するか分からないが、やるのであれば出席する。感染予防を徹底すれば大丈夫だと思うが、店の予防策による」(45歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「友人たちと予定をしていますが、新型コロナの状況によっては中止になるかもしれません」(48歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「予定されているから出るのだけの話」(33歳男性/その他/その他・専業主婦等)

■「出席する予定はない」

・「こういう状況ですので、感染が心配ですので控えたいと思います」(44歳男性/食品/その他・専業主婦等)
・「感染対策をおろそかにしている人達がいるから」(24歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
・「お酒を介するとマスクを外し、気も緩むため」(33歳女性/医療・福祉・介護サービス/その他・専業主婦等)
・「感染対策をちゃんとやっていても、不安なので行かない」(48歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「コロナで大人数でクラスターになったら大変なので、未然に防げることはしようと思います」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「コロナ感染のリスク、特に飲食というのは極めて高いので開催しないし、誘われても絶対に行かない」(40歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「コロナ感染拡大が収まってないし、今後も増えそうなので不要の外出は避けたい」(43歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「コロナがこんなに流行っているのに、家族以外と食事をすることは考えられない」(49歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「自分自身は、出来ることは徹底して感染防止に努めているけれど、普段の街中をみていたらマスクすらしないで喋りまくってる人達が多いので、危険回避のため」(39歳女性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)
・「コロナが怖いので欠席予定です。既に、恒例の趣味仲間の忘年会は中止が決定いたしました」(41歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「今のコロナウイルス感染拡大の原因がGoToイートの影響だという見解が強いので、大人数での会食はおろか、たとえ少人数であっても感染のリスクを上げるようなことはしたくありません」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「こんな時に忘年会なんか行けない。全員が常識人なら行くが、実際は飲食店でも複数で来ている人は、普通に会話してる人しかいない」(42歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「もともと飲み会嫌いなので、コロナでいい機会だと思う」(45歳男性/サービス/その他・専業主婦等)
・「会社しか忘年会はありません(中止の可能性あり)が、絶対大騒ぎになるので、コロナが怖いので行きません」(49歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「感染が拡大している地域に暮らしており、忘年会を企画すること自体、できる雰囲気ではないと感じている」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「コロナ感染のリスクがある以上、開催できない。人目を異常に気にする職場なので」(47歳女性/教育/事務・企画・経営関連)
・「働いていないので、しない。ママ友とも、今年はコロナが怖いからできない」(49歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「こんな状況で忘年会をやるほど馬鹿じゃないし、そもそも人間関係が希薄なのでやることもない。やってみたいとは思うけれど実際に集まれる人は少ないだろうから、やらないのが実情」(39歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「忘年会はなくなった。あっても感染する、させる可能性があるので出席しない」(48歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「例年でしたら開催されていたのですが、誰が言うまでもなく、阿吽の呼吸で予定に上がりませんでした」(38歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「このご時世ですし、もし感染したら皆に迷惑をかけてしまうので、開催自体ありません」(49歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「例年は仕事関連の忘年会が5〜6回あるが、今年はコロナ感染で全て開催中止となった」(47歳男性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「今年は全部中止が決まりました。仮に世間知らずの幹事がやると言っても、自分は今年は参加しないと思います」(48歳男性/ホテル・旅館/事務・企画・経営関連)
・「その時の県内のコロナの感染状況を見て判断しようと思う。基本的には出席したくはない」(39歳女性/専門コンサルタント/クリエイティブ関連)
・「会社が禁止している。リスクを冒してまでやりたくない」(39歳男性/流通・チェーンストア/営業関連)
・「このご時世では、狂気の沙汰では?」(44歳男性/その他/その他・専業主婦等)

■総評

調査の結果、マイナビニュース会員のうち、忘年会に出席する予定はある人は18.2%、ない人は81.8%と、大多数が今年の忘年会には出席する予定がないことがわかった。

それぞれの理由を聞いた。出席をする人も出席しないという人も、当然のことながら一番のポイントは「コロナウイルス」となった。今回のコロナ禍をどう捉えるかで、忘年会に対する考え方にも違いがあるようだ。

まず、忘年会に出席する予定があるという人は、感染対策を徹底することで感染リスクを忌避できると考えている人が多い。地域による意識の差も見られ、感染者が相対的に多くない地域では比較的、忘年会の開催に関する意欲は大きい傾向もある。

また、「会社が主催するものは拒否できない」という声や、「コミュニケーションは大事」「ストレスが溜まっている」、さらには「経済を回す」という意味で忘年会は必要、とする意見も見られた。そのほか、少人数で開催すれば、あるいはオンラインに切り替えることで感染リスクを回避できるというコメントもあった。

反対に、忘年会に出席する予定はないとするコメントは、「コロナに感染することが怖い」という意見が大勢を占めた。寄せられた声を見ると、自分やお店の感染予防対策が十分なされていても、同席者や他の来店者から移されるのでは、と懸念している人が非常に多い。忘年会は飲食を共にし、会話を楽しむことが前提となるので、感染リスクは常につきまとう、というのが本音だろう。

さらに、そもそも会社主催の忘年会は開催自体がなくなった、というケースも多い。忘年会がきっかけで感染が拡大したとあっては企業イメージも損なわれるリスクがあり、これは賢明な判断と言えるのではないだろうか。

第3波とも言われるコロナウイルス感染拡大の最中、忘年会の開催も例年通りとはいかないようだ。飲食業界にとっては稼ぎ時なだけになんとも辛いところだが、ここはなんとか最悪の事態を避け、一日も早くこれまでのような日常を取り戻せることを祈りたい。

調査時期: 2020年11月20日
調査対象: マイナビニュース男女会員
調査数: 804人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません