俳優の綾野剛が主演を務める映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』(11月13日公開)の新キャストが27日に公開された。

  • 左から柄本明、木村佳乃

    左から柄本明、木村佳乃

同作は人気作家・中山七里のサスペンス小説・犬養隼人シリーズの同名小説実写化作。ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デスに対し、警視庁捜査一課のNo.1コンビ・犬養(綾野剛)と高千穂(北川景子)は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守ってしまう。

これまでに解禁されたポスタービジュアル、予告編の中で名前が伏せられているキャストが存在していたが、この度柄本明、木村佳乃の2名が明らかになった。柄本が演じるのはホームレスの男・寺町亘輝。そして木村が演じるのは養鶏場で働く雛森めぐみ。犬養(綾野剛)&高千穂(北川景子)の警視庁捜査一課No.1コンビがドクター・デスの正体が掴めない中で、捜査線上に挙がった2人となる。

新たに公開された映像では、寺町と雛森が取り調べを受けるシーンが捉えられており、犬養を挑発し不気味に泣き出す寺町、自身の潔白を主張する雛森と、どちらも怪演が印象的となっている。深川栄洋監督は「お二人とも本当か嘘かわからない演技をする人だという印象がありました」と印象について語り、「2人とも共通することが、叩いてみないと分からない楽器です。僕に狙いがあって演出するのですが、狙った音がなるとは限らない。そういう役者だと感じています。もちろん僕はそういう楽器が大好きですけど」と絶賛のコメントを寄せた。

また木村は「私は、根っからのサスペンスホラー好きなので、雛森の様な役柄を頂くと戦慄が走ります! 今回は、メイクに随分助けられました! あるシーンで雛森は顔全体に染みをかき、眼を落ち窪ませて……そして あるシーンでは、不気味な感じを出す為、黒目を大きくさせてます」と語り、シーンによってメイクを使い分けた役作りを見せている。