女優の宮沢りえが、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演することが20日、明らかになった。三谷幸喜氏が脚本を手掛け、小栗旬が北条義時役で主演を務める本作で、義時の継母・牧の方を演じる。

宮沢りえ

宮沢は「牧の方と言うと、悪女というイメージがありました。あまり悪い女を演じた事がない私にこの役をオファーしてくださったことに、驚きと喜びを感じております。主役の小栗さんをはじめ、一筋縄ではいかない素晴らしい役者さん達の中で、惜しみなく牧の方を愛し、演じようと思います」と意気込む。

大河ドラマ出演は、『江~姫たちの戦国~』(2011)以来、11年ぶり4度目。「一年間を通して役に向き合っていると、時代を超えて、自然にその役の魂が宿って来るような感覚があって、様々なシーンが心に焼き付いています」と振り返る。

また、「三谷さんとは代役を務めさせて頂いた作品を除いては初めてのお仕事になります。やっとこの時が来たのかと、ワクワク、ドキドキでございます」と三谷作品への参加を喜び、「小栗さんとは夫婦役をやらせていただいたのですが、役に没頭し、のめり込み、溺れるくらいに役を生きる方です。今回も時代を飛び越えて、義時という人の生き様を魅せてくださる事を楽しみにしています」と小栗との共演も楽しみにしている。

『鎌倉殿の13人』は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。三谷氏が大河ドラマの脚本を手掛けるのは、『新選組!』(2004)、『真田丸』(2016)に続いて3回目。

今月6日に番組公式ツイッターが開設、13日には三谷氏のコメント動画が公開され、16日より5日連続で出演者を発表していくと予告していた。

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