俳優の沢村一樹が主演するテレビ朝日系ドラマ『DOCTORS~最強の名医~』が、2021年に新春スペシャルとして3年ぶりに復活することが13日、明らかになった。

高嶋政伸(上段左)、沢村一樹(上段右)ら『DOCTORS~最強の名医~』出演者=テレビ朝日提供

普段は患者に笑顔で優しく接するスゴ腕の外科医だが、自分が信じる医療のためなら目的・手段を選ばない非情な一面も持ち合わせている医師・相良浩介を、沢村が演じる同作。

今作でも“卓ちゃん”こと高嶋政伸演じる森山卓との対立構造は健在で、相良に敵対心をむき出しにして何かと突っかかる森山と、そんな森山からの攻撃を適度にかわしつつ、うまく動かす相良のやりとりが繰り広げられる。

さらに、比嘉愛未、黒川智花、宮地雅子ら「堂上総合病院」の看護師チーム、正名僕蔵、敦士ら“チーム森山”と呼ばれる外科医たち、“卓ちゃん”のママ・森山日美子役の松坂慶子、堂上総合病院の事務長・桃井正一役の小野武彦、堂上総合病院の総合診療科医・皆川和枝役の伊藤蘭ら、レギュラーキャスト陣も出演。野際陽子さんが演じていた堂上総合病院の前院長・堂上たまきも登場する。

今回のストーリーは、創立100周年を翌年に控え、にわかに慌ただしくなってきた堂上総合病院の様子が描かれる。記念式典を盛大に催したい院長の森山だが、赤字続きの経営状態に銀行の融資課担当は「融資できない」と判断する。

そんな矢先、融資課の担当・花村玲子が堂上総合病院に入院。階段で転倒し、骨折しただけだったはずが、相良の検査によって膵頭部のがんが判明。森山は、ここで玲子を助けて恩を売っておけば、融資を優遇してもらえると考えるが、玲子の病気と堂上総合病院への融資を巡って事態は二転三転。患者を救うためなら手段は選ばぬ“策士”相良は、どんな判断を下していくのか。

沢村と高嶋のコメントは以下の通り。

■沢村一樹
『DOCTORS』が3年ぶりに帰ってくることになりました。今回の撮影は新型コロナの影響もあって大変だった部分もありましたが、それ以外に関しては本当にいつも通りの『DOCTORS』の現場でした。やはり10年もこの作品をやっていると、スッと馴染めるものなのかもしれませんね。高嶋政伸さん演じる森山先生も相変わらずのキャラクターで、相良と森山先生も相変わらずバチバチなやりとりをしているんですけど、その1つ1つが違ったパターンになっていて、そういう部分でも楽しかったです(笑)。
オペのシーンも今回はとても長くて大変だったのですが、すごくやりがいがあって面白かったです。カメラが回っていないところでのやりとりもとても楽しくて、そういったチームワークがお芝居にどんな風に投影されているか、皆さんにも楽しみにしていただきたいと思います。
創立100周年を1年後に控えた堂上総合病院でいったいどんなことが起こるのか、成長しているところもあり、相変わらずなところもあるメンバーたちで、いつも通りの『DOCTORS』をお届けします。ご家族そろって、新しい年に楽しい時間を過ごしていただけたら幸いです。

■高嶋政伸
本当に『DOCTORS』は、ついこの間までやっていたかのように、すんなりと現場に入れてしまうんです。沢村一樹さん演じる相良先生ってすごくナチュラルなので、僕がどんな球を投げてもすっと受けてくれるんですよね。10年という長い期間ご一緒しているからこそだな、と感じています。今回は“ダークな”相良先生もけっこう出てくるので、そこのやりとりがとても楽しかった気がします。
森山個人としては、撮影の中で数回「酸欠になるかも」というくらいエキサイトしたシーンがあって(笑)。森山先生はすぐにうなり声をあげちゃうのでね…。何度かちょっと大変だったという思い出があります(笑)。今回の『DOCTORS』は新春の放送です。笑いもあり、感動もあり、ご家族そろって楽しんでいただける作品になっていると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!