口数が少なくあまり意見を述べない人や前に出て話すのが苦手な人、あるいは自分に自信が持てず話すことが苦手な人などを、一般的に口下手と言います。

「寡黙で口数は少ないけど、仕事を任せたら責任を持ってやり遂げる」「臆病すぎて失敗ばかりしてしまう」など、一言で口下手と言ってもさまざまなタイプがありますが、口下手であるがゆえに仕事やプライベートに影響が出てしまう可能性があります。

そこでこの記事では、口下手な人に多い特徴や長所、改善する方法などを紹介していきます。自分自身、話すのが決して上手ではないと感じている人は参考にしてみてください。

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    口下手な人に多い特徴を把握しましょう

口下手な人に多い特徴

まず、一般的に口下手とされる人によくみられる特徴をいくつか紹介していきます。自分自身、該当するものがないかをチェックしてみてください。

■臆病

相手を気にしすぎて自分の言いたいことを伝えられない人は、口下手な可能性があります。「自分の言葉を伝えて相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれない」「相手が怒ったらどうしよう」と考えすぎると、言葉が詰まりうまく伝えられなくなります。

■自己主張ができない

周りからの評価を恐れて、自己主張できない傾向があります。周りの目を気にして自分に自信が持てないと、職場などでもスムーズに仕事を進められず、困ってしまう可能性があります。自己主張が苦手な人は周りに振り回されてしまいがちです。

■人見知り

相手への警戒心が強く、周りから一定の距離を取ってしまう特徴が見られます。周りの人に恐怖心を抱いている場合もあるでしょう。

自己提示が上手にできず、進んで誰かと関わることを避けてしまう傾向があります。また、初対面の人とコミュニケーションを取ることが苦手だったり、プライベートでも仕事でも、親しくなれる相手ができなかったりする可能性があります。

口下手な人の長所

口下手であることはマイナスな面だけでなく、長所になる面も多く存在します。そのため、口下手が絶対によくないというわけではありません。仕事やプライベートなどで活かせる部分はあります。

口下手な人の長所をいくつか紹介していきます。

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    口下手な人の長所とは

■深い人間関係を築ける

口下手な人は誰とでも友達になれるというわけではありませんが、一度信頼を寄せた相手とは深い人間関係を築ける可能性があります。決して話し上手ではない自分との会話のキャッチボールを楽しんでくれる人に対してならば、心をしっかりと開けるからです。長いスパンで付き合える相手ができる点は、口下手であることの長所と言えるのではないでしょうか。

■聞き上手

口下手で自分の意見をあまり述べない人はその分、相手の聞き役に回る頻度が増えることになります。そのため、相手の話を親身になって聞ける「聞き上手」として評価されやすくなるというメリットがあります。

もしも観察力にも長けた人であれば、相手の気持ちや立場になってよいアドバイスができる可能性があります。自分の話を挟まないため、聞き役として重宝されるでしょう。

■集中力が優れている

基本的に無駄話もしないため、集中力が優れている場合が少なくないと言われています。集中力を切らすことなく自分の作業に没頭できるため、生産性が高まりやすくなるでしょう。

口下手を改善する方法

口下手だからと言って臆病になってはいけません。自分に合った話し方やコツを知ることで、口下手は克服できる可能性があります。

口下手でも長所に活かせないと考えられる部分は改善する方法を知って、できることから実践してみましょう。

  • 人ごみの中にいる男性

    口下手を改善する方法を実践しましょう

■声のトーンを上げる

前に出たり誰かとしゃべったりすると、声がうわずって擦れたりするのは、口下手の人によくある傾向と言われています。これは緊張している場合に見られやすい特徴です。

このような場面では、一呼吸置いていつもの声より明るめに、トーンを上げてしゃべってみましょう。低い声でしゃべるよりも相手に気持ちが伝わりやすくなります。また、自分に自信があるように見えて印象が変わるでしょう。

■非言語コミュニケーションの活用

非言語コミュニケーションとは、言葉に出さずとも相手に伝えるコミュニケーション手法です。相手の話にあわせて表情や身振り手振りを取り入れます。また、まばたきや目線などもコミュニケーション術として活用できます。

■ゆっくり話す

焦ると早口になってしまい、相手に言葉が伝わりにくくなる可能性があります。そのため、口下手な人はできるだけ相手の目を見て、ゆっくり話すことを意識しましょう。

また、ゆっくり言葉にすることで自分の思考も整理できて、落ち着いて相手との会話ができるようになります。

■会話の機会を増やす

うまくコミュニケーションが取れないと、どうしても会話をためらってしまいますが、コミュニケーションに慣れるためには、場数を踏むことが大切。避けてばかりだといつまでも上達しないでしょう。

会話を習慣化することで苦手意識がなくなり、自然なコミュニケーションを取れるようになります。自分から話す機会を増やすことが重要です。

■しゃべり続ける必要がないことを理解する

口下手な人は「たくさんしゃべらなくては」と焦ってしまう傾向があります。コミュニケーションを取る際には、自分だけが話し続ける必要はありません。質問をして、相手に話してもらうとよいでしょう。

また、会話の中で沈黙があり、間が空いてしまう場合があるのは自然なことです。自分だけがしゃべるのではなく、会話として成立させるためにもどのような接し方をしたらよいのかを考えてみましょう。

口下手な人の特徴を知って改善法を実践してみよう

口下手で悩んでいるのであれば、どういう点でマイナスになるのかを考えましょう。また、口下手にも長所はあるため、すべてを改善する必要はありません。残す部分と改善する部分を自分なりに把握することが大切です。

紹介した口下手な人に多い特徴や改善するためのポイントを参考に、自分に合った方法を探してできることから実践してみましょう。