スターダストプロモーション声優部所属の新人声優、黒木ほの香、小峯愛未、小山百代、汐入あすか、成海瑠奈によるユニット“サンドリオン”が、2020年10月9日にファンミーティング「サンドリオン FAN FUNみーてぃんぐっ!」と3周年ライブ「サンドリオン記念日 ~センキュー!よろしくっ☆~」をKT Zepp Yokohamaにて開催した。本稿では「サンドリオン FAN FUNみーてぃんぐっ!」をレポートする。

  • 「サンドリオン FAN FUNみーてぃんぐっ!」

新型コロナウイルス感染拡大を受けて開催自粛していた両公演の振替として、十分な感染症対策を施した上で行われた今回。今できる最大限の楽しみを届けたいとの気持ちを実現すべく、ライブではこれまで発表してきた全オリジナル曲に加えて新曲も初披露。まさにサンドリオンの3年半の歴史と想いがすべて詰まったものとなった。

リアルイベントとしては今年2月以来、約8カ月ぶりの開催となったファンミーティング。タイトルコールに続いて登場した5人は、こうしてドリオンズ(サンドリオンのファン)たちと直接会えたことに嬉しさをにじませた。

そんな5人がお届けする最初の企画は、それぞれが思っていることや物申したいことをテーマにトークする「サンドリオンから騒ぎ」。ドリオンズたちに言いたいことやTwitterでのメンバー同士の返信事情、自身のクセのことなどテーマは多岐にわたり、笑いたっぷりのやり取りが展開されていった。

驚きが大きかったのは、黒木が「今だから言える話」として披露した、中学時代に父親のPCを使い“歌ってみた動画”を投稿してみようと思ったエピソード。後日談もあり、娘が歌唱しているとは知らずに父親が流していたのを知って、こっそり削除したのだとか。さらに、成海からは「サンドリオンのここが好き!!」として、メンバーがお互いの嫌いなものを食べてくれるという仲の良さが伝わる話も披露された。

2つ目の企画『サンドリオン3周年クイズ』では、自粛期間中に「サンドリ・オン・STAYHOME~ドリオンズとお家で過ごそう~」としてサンドリオン公式YouTubeチャンネルにアップされたオフショット映像からクイズを出題。

空手らしきものを披露した成海に対して小山が発した言葉や、台湾での汐入と小山のやりとり、メンバーの間で流行ったGoogle翻訳に関すること、さらには小峯が即興で披露した「ペンギンの歌」の続きを実際に歌うといった難問に、みんな頭を悩ませる。そんな中、見事な記憶力を発揮したのは汐入。自身の発言以外もかなり覚えており、なんと7問中5問正解の好成績で優勝、ご褒美の「うまい棒1年分」をゲットした。

メンバーによる対決企画では、「巨大ジェンガ」と「全力あっち向いてホイ」で雌雄を決することに。ジェンガは全員得意だと公言していたものの、巨大なジェンガになると勝手が違うらしく、3人目の黒木がいきなりミスして勝負あり。全力あっち向いてホイは、事前の心理戦やキャラクターになりきっての寸劇対決になる場面など、その芸達者ぶりでもみんなを楽しませていた。

最後はライブパート。今年2月にファンミーティングに向けて実施した「ミニライブ選曲アンケート」より10位~4位をまず発表し、上位3曲は生ライブでの披露となった。

4位むしゃらリテイク、5位メグル・オモイ・メグル、6位肯定的思考Time、7位Go!Action、8位無重力ランデヴー、9位僕らのSailing!!、10位Zodiac Signという結果に。

3位には2019年12月23日開催「聖☆ドリオンパーティ2019」で販売された会場限定シングルより「キラーチューン」が、2位にはサンドリオン1stミニアルバム『わ』より「タイムトラベル」がランクイン。新旧の名曲たちを、華麗なダンスパフォーマンスと感情のこもった歌声で魅せていく。

そして、見事1位に輝いたのは「Never give upをもう一度」(2ndミニアルバム『WANDERLAND』に収録)。曲後に小山が「ライブが出来るってこんなに楽しいんだと思いました。8カ月待ってくれた、みんなの熱が伝わってきたから夜のライブも楽しみです」と語っていたように、5人の顔には嬉しさいっぱいの笑みが浮かび、ドリオンズたちと一緒になってステージを楽しんでいた。

終演後にはプレミアムシートでの参加者へ対象としたグッズお渡し会を実施。こちらも飛沫感染防止用のシートを設置し、密にならないようにも気をつけながら、ドリオンズたちとの交流を行ってファンミーティングは終了となった。