女優の内田理央が、15日に放送されるテレビ朝日系スペシャルドラマ『はぐれ刑事三世』(20:00~21:48)に出演する。

藤田まことさんが主演を務めた同局の人気長寿シリーズ『はぐれ刑事純情派』が、装い新たに放送される同作。内田は「その『はぐれ刑事』の“はぐれ感”というのが、本当の方向音痴だと知って、コミカルでとても面白いなと思いました」と振り返る。

また、刑事役を演じることについては、「しっかりした女性刑事役だったので、ヘラヘラしないように意識しました(笑)。油断するとヘラヘラしてしまうので(笑)」と笑顔で明かした。

■「やっぱり刑事は緊張します(笑)」

  • 内田理央

    内田理央 撮影:蔦野裕

――オファーを受けたときの感想をお聞かせください。

『はぐれ刑事』は幅広い世代が知っている、有名なドラマです。そのドラマのオファーをいただけるなんてうれしかったです。台本を読ませていただいたときに、その『はぐれ刑事』の“はぐれ感”というのが、本当の方向音痴だと知って、コミカルでとても面白いなと思いました。

――『はぐれ刑事』をご覧になったことはありましたか。

世代でいえば両親の世代ですが、もちろん知っていましたし、再放送で何度も見ていました。

――今作で内田さんは、女性刑事・仁城華子を演じます。刑事を演じることについてはいかがでしたか。

やっぱり刑事は緊張します(笑)。セリフも難しいですし、しっかりした女性刑事役だったので、ヘラヘラしないように意識しました(笑)。油断するとヘラヘラしてしまうので(笑)。あとは原田(泰造)さんとバディの刑事役だったので、そこのバディ感というか、コンビの雰囲気は、最初から大切にしながら演じました。

■原田泰造との共演「すごく穏やかで優しい方」

――原田さんとは過去に共演されたことはあるんですか。

共演は初めてで、バラエティ番組でもほんとにちょっとだけお会いしたぐらいでした。ちゃんと長い時間、お話させてもらったのは初めてでしたね。

――原田さんはどんな方でしたか。

原田さんがいらっしゃるだけで現場が柔らかくなるぐらい、すごく穏やかで優しい方でした。『はぐれ刑事三世』の浦安(吉之)さんも穏やかな方で、情があって、全員のことを信じてだまされちゃう優しい役。本当に原田さんにぴったりだなと思いました。

――内田さんが演じる華子はどんな人物なんでしょうか。

華子は逆の立場で、父が政治家で、小さい頃から大人のだまし合いを見ていたから、自分はだまされたくないと思っている、クールな一面がある女性です。浦安さんとの掛け合いも楽しんでいただけたらと思います。

■「だまされやすそう」とよく言われるんですが…

――華子はだまされたくないという思いが強い役ですが、内田さんご自身はだまされてしまった経験はありますか。

「だまされやすそう」とよく言われるんですが、それ故に親や友人に「だまされないように」と何度も言われ続けてきたので、逆にだまされたことがないんですよ。小さい頃から母に「タダほど怖いものはない」と教え込まれてきました(笑)。なので、結構慎重派ですし、用心深いタイプだと思います。意外と失敗はないですね。これから大失敗するかもしれませんが(笑)。

――華子は方向音痴でもありますが、ご自身はいかがですか。

それも逆で、地図を覚えるのがとても得意なので、迷ったことはあまりないです。でも今朝、違う仕事が早く終わったので、バスに乗ったんですが、そしたら全然知らないところで降りちゃって、大変でした(笑)。

――その後、間に合ったんですか。

歩いて移動しました。ギリギリでしたね(笑)

――内田さんが演じる華子について、視聴者の方に見てほしい部分はありますか。

最初は「どんな子なんだろう」っていう謎なキャラだと思います。浦安さんのバディだけどちょっと冷たくて、最初は実態がわからないと思うんですけど、よく見たら、華子自身もはぐれているというか(笑)。真面目に見えて方向音痴だったり、ちょっと抜けている部分があったりと、話が進んでいくうちに、本当は1番だまされたくないからこそ、だまされている部分もあるのかもしれないと思えます。そういう意味では、浦安さんとの対比もとても面白いと思います。

――最後に、作品全体の見どころをお聞かせください。

刑事ものではありますが、コミカルな部分もとても多いので、元の『はぐれ刑事』を知らない若い方でも楽しめると思いますし、見やすいはずです。『はぐれ刑事』ファンの方はもちろん、初めて知る方にも見ていただきたい作品ですね。そして、事件のトリックも結構複雑なので、サスペンスが好きな方も楽しんでいただけると思います。

■テレビ朝日系スペシャルドラマ『はぐれ刑事三世』(10月15日 20:00~21:48)
1988年の放送開始以来、2009年までの22年間のあいだに計444回にわたって放送された、藤田まことさんが主演を務めた同局の人気長寿シリーズ『はぐれ刑事純情派』。今回、装い新たに『はぐれ刑事三世』として放送される。ネプチューンの原田泰造が捜査一課の個性派刑事・浦安吉之を、内田理央が浦安とコンビを組む、女性刑事・仁城華子をそれぞれ演じる。

■内田理央
1991年9月27日生まれ、東京都出身。2010年4月に日本テレビ「アイドルの穴~日テレジェニックを探せ! ~」でデビュー。『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)にて、ヒロイン・詩島霧子役を演じ本格的に女優デビュー。近年の出演作は、『海月姫』(フジテレビ 18年)、『おっさんずラブ』(テレビ朝日 18年)、『来世ではちゃんとします』(テレビ東京 20年)など。『MORE』専属モデルとしても活躍中。