ユーキャンパスユースは10月12日、「大学生流行語大賞2020年度上半期」の結果を発表した。調査は8月28日~9月10日、現役大学生301名(男子92名、女子209名)を対象にWEBで行われ、結果を「ヒト」「モノ」「アプリ」「コトバ」の4ジャンルに分類し集計した。
ヒト部門
「ヒト」部門の1位に輝いたのは、オーディション番組「Nizi Project」から誕生した9人組グローバル・ガールズグループ「NiziU」。そのひたむきな姿や10代とは思えないパフォーマンス力に「応援したくなる」との声が多数寄せられ、デビュー曲『Make you happy』の縄跳びダンスがSNS上で話題に。なお、プロデューサーである「J.Y.Park」も8位にランクインしている。
続く2位は、デビュー曲の『香水』がTikTokで大ブレイクした「瑛人」。チョコレートプラネットを始めとする芸能人など、多くの人によるカバー動画も話題に。
3位には、デビュー曲『夜に駆ける』が大ヒットした「YOASOBI」がランクイン。小説を楽曲化するという唯一無二のスタイルと世界観が、大学生の間でも多くの支持を集めた。
以下、4位「フワちゃん」、5位「Official髭男dism」、6位「ぺこぱ」、7位「手越祐也」、8位「J.Y.Park」、9位「EXIT」、10位「SixTONES」と続いた。
モノ部門
「モノ」部門では、Nintendo Switchのゲームソフト「あつまれどうぶつの森」通称「あつ森」が1位に。コロナ禍のおうち時間に多くの大学生が楽しんだよう。
続く2位には漫画・アニメ「鬼滅の刃」が、また8位に韓国ドラマ「愛の不時着」がランクインし、いずれも動画配信サービスの浸透がおうち時間の増加と相まって、多くの大学生から支持を得た。
3位・4位には、「ヒト」部門でも上位となった「Nizi Project」(3位)と「香水(瑛人)」(4位)がランクイン。5位には、4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」がランクインし、大学生の間で、「○○まであと○○日」などと漫画のフレーズをマネてSNS投稿する様子が多く見受けられた。
以下、6位「夜に駆ける(YOASOBI)」、7位「ダルゴナコーヒー」、8位「愛の不時着」、9位「アベノマスク」、10位「Nintendo Switch」となった。
アプリ部門
「アプリ部門」では、オンライン飲み会やオンライン授業などに多くの大学生に利用された「Zoom」が断トツの1位に。また、2位「YouTube」、3位「Netflix」、5位「TikTok」、6位「Amazon Prime Video」、10位「Hulu」など、動画視聴アプリが上位10位の半分を占めた。
また、おうち時間の増加により「Uber Eats」が4位にランクイン。以下、6位「Amazonプライム」、7位「佐藤健の公式LINE」、8位「PayPay」、9位「ミュージックスタンプ(Instagramのストーリーに好きな楽曲やその歌詞を追加できる新機能)」がランクインした。
コトバ部門
「コトバ部門」では、「密です」が1位に。また、3位に「ソーシャルディスタンス」、4位に「三密」、5位には「おうち時間」がランクインするなど、新型コロナウイルス関連の言葉が上位に並んだ。
そんな中、2位にランクインしたのは「○○しか勝たん」というコトバ。元々はアイドルファンの中で推しを称賛する際に「〇〇に勝てるものはない」という意味で使われていたもので、〇〇の部分に好物やハマっているものを入れ、個人の嗜好やキャラクターからその人の近況を表す言葉として多くの支持を得た。
以下、6位「ぴえん」、7位「キュンです」、8位「おうちカフェ」、9位「濃厚接触」、10位「ぴえんこえてぱおん」と続いた。