ブシロードの新たなメディアミックスプロジェクト『ROAD59 -新時代任侠特区-』の制作発表会が9月25日、都内にて行われた。

  • 『ROAD59 -新時代任侠特区-』制作発表会

本公演のキャストとして、八薙バクト役は君沢ユウキ、結津万清信役は京本政樹、氷室ショウ役は砂川脩弥、皇 賢誠役は井上正大、ベネディクト・ロレンツォ・ヴァザーリ役は蒼井翔太。そして、主題歌はGACKTが担当することが発表された。

まず本プロジェクトへのオファーが来たときの印象として、「壮大なプロジェクトだと思いました。同時に自分を選んでもらったことを光栄に思いました」(君沢)、「魅力的に感じました。豪華キャストのみなさんと肩を並べることに緊張します」(砂川)、「自分の中で衝撃がありました。ブシロードさんは毎回斬新な企画をやられているイメージがありましたけど、今回も斬新でワクワクが止まらないです」(井上)、「どれだけ自分が違う世界観でついていけるか、自分のチャレンジでもあると思います」(蒼井)」とコメントを残した。

●『ROAD59 -新時代任侠特区-』世界観設定

舞台は東京──天海区
東京湾を貫く「国道59号線」。
その先に続くのは欲望で輝く、世界有数の摩天楼。
湾に浮かぶ巨大人工島に、国内外から莫大な資金が投入されて誕生した眠らない街「天海区」である。
幾重にも開発が行われた街は昔日の匂いを残す雑然とした旧市街区と、洗練された新市街区が渾然一体となっている。
そこには「ジンギ」と呼ばれる任侠者たちがいた。
「ジンギ」と呼ばれる任侠者たち本作の任侠者は盃を交わす際に、酒ではなく「血」を用いる。
子は親から、弟は兄から「血」を分け与えられることで晴れて組の一員と認められ、「神祇(ジンギ)」と呼ばれる力を持つ。
血の盃を交わすこと、それは人の道を外れること──
ジンギとなった者は二度とカタギの世界には戻れない。
彼らにはそうまでしても、力を求める覚悟と理由がある。

●『ROAD59 -新時代任侠特区-』作品あらすじ

零和の時代の幕開けから数十年。
眠らない街、天海区。
その陰で「ジンギ」は4つの組織に分かれ、互いに勢力争いを繰り広げている。
時代のしがらみにとらわれず、自由を生きる「春雲組(しののめぐみ)」。
家族のような絆を持ち、伝統を重んじる「狛浪組(はくろうぐみ)」。
金と権力でのし上がった、飛ぶ鳥も落とす勢いの「黒条組(くろじょうぐみ)」。
世界規模の繋がりを持つ、海外マフィアの連合組織「PHOENIX(フェニックス)」。
それぞれの組織が権謀術数を巡らせ一進一退する中、天海区の地下に封印されているという「夜真多大蛇(ヤマタノオロチ) の首」の情報がもたらされる。
その血を飲めば、かつてジンギが持っていた神と等しい力を手にできるという。
裏社会の勢力図を一変させるであろう「夜真多大蛇の首」とその封印を解く鍵となる、生まれながらにしてジンギの血を引く「少女」を巡りこれまでにない抗争の火ぶたが切って落とされる。

ここで組長役の京本政樹がサプライズ登場。「なんとなく、いまのところ便りなさそうな組長ですが、本番までには、みんなに頼っていただけるように」とコメントした。そして、組長役は初めてという京本は、「これまで鉄砲玉とか、一匹狼な役どころが多かったんです。あと、みなさんとの年齢を考えると、倍ほども違う、実年齢に近いんです。それも挑戦なのかなと思って楽しみにしています」と意気込みを語った。

そして、「昨今、こういう血のつながりがなく、盃を交わすという作品が少なくなった。僕らの若いときは、『仁義なき戦い』とか『清水次郎長』みたいな作品がなくなりつつあるなかで、こういう男と男、親と子の関係を持つ、極道ものが近未来という新しい世界観のなかでどう描かれるのか楽しみです。伝説となるような作品に貢献できればと思います」と語った。

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