ニチレイフーズ10月1日、「全国から揚げ調査2020」の結果を発表した。調査時期は2020年8月、調査対象は全国の一般消費者で、有効回答は1万4,056人。
から揚げ喫食個数ランキング、1位「大分県」
全29品のおかずから好きなものを選んでもらったところ、1位に輝いたのは「から揚げ」(72.4%)。次いで2位「焼肉」(71.7%)、3位「餃子」(70.9%)となった。また、から揚げの好意度について聞くと、9割近い87.4%が「好き(やや含む)」と回答した。
全国のから揚げ消費個数を推計で算出すると、2020年度は年間換算で約400億個以上のから揚げが消費される見込みであることが判明。この数値は前年(250億個(推計値))比では167%となる。
1カ月以内にから揚げを食べた人は全体の77.9%で、前年比約122%。さらに、から揚げの種類別の喫食頻度は、「冷凍食品」が同130%、「手作り」が同128%、「惣菜」が同125%と、いずれも増加した。新型コロナウイルス感染拡大の影響でおうち時間が増加し、内食・昼食頻度が上昇したことで、から揚げの需要が高まったと考えられる。
手作りから揚げにかかる時間(1回)は平均34分32秒。同個数の冷食から揚げ調理時間と比べて、約21分の差(推計値)があった。
から揚げ1カ月あたり喫食個数ランキングをみると、1位「大分県」(56.5個)、2位「千葉県」(52.0個)、3位「北海道」(51.8個)との順に。喫食率(から揚げを1カ月に1回以上食べている人の割合)1位は「宮崎県」(82.3%) で、2位は「青森県」「山口県」「高知県」(各82.0%)が同率で続いた。
好きな部位1位は「もも」。都道府県別にみると、「もも」好き1位は鹿児島県、「むね」好き1位は群馬県、「手羽先」好き1位は沖縄県となった。