【新卒編】自己PR例文

それでは具体的な自己PRの例文をご紹介します。

1.学校活動での自己PR(勉強・学生生活など)

私は学生時代大学での勉強に力をいれ、一見困難なことでも、自主性を持ってコツコツやることで、乗り超える力を養うことができました。

私が選択していた授業に取得率が50%と言われている授業がありました。本当に興味があった分野だったので、単位取得が困難であることを知っていましたが履修しました。授業には毎回必ず出席して講義内容を詳細にメモをとり、理解できない部分や疑問点は、その日のうちに教授に質問するか図書館で参考文献を読み、授業で説明されなかった部分も含めて自主的に学びました。

単位を落としては意味がないので、「教授だったらどのようなポイントをテストに出すか」を想像し、試験を自作して準備しました。試験はやはり難しかったのですが、これらの努力の結果単位を取得することができました。

この経験から、一見難しそうなことでもどうすれば壁を突破できるかを自分なりに考え、コツコツ取り組むことで結果につながることを学びました。御社でもこの経験を活かし、たとえそれに地道な努力が必要でも、壁にぶつかっても突破口を考え、結果を得るために行動していきたいと考えています。

2.サークル活動をテーマにした自己PR

私はチームをまとめるのが得意です。

私は中学校から大学まで吹奏楽団に所属していました。大学入学後初めての大会で予選落ちし、メンバーはかなり落胆してモチベーションが低下していました。私は「なぜ今この吹奏楽をやっているのか」ということを全メンバーと話し合い、「楽器を吹いていると楽しい」「聴く人に喜んでもらいたい」という2つのポイントを導き出しました。

ひとつは自分のため。もうひとつは聴く人のため。吹奏楽をやっている理由が明らかになり、まずは聴く人に喜んでもらえる演奏と、地域のお祭りや老人ホームなどで演奏会を提案し、1年に4~5回実施しました。聴いてくださった方がとても喜んでくださり、「また来年も! 」とお願いされることがほとんどでした。

演奏を喜んでもらえ、その反応を直接目にしてきたことで部員のモチベーションも上がり、

そこから次の大会への意気込みも復活しました。全員で全国大会へいくためには何が必要かを話し合い、「週10時間の個人練習」「週10時間のパート練習」「週10時間の全体練習」を、練習を3パートに分けて実施し、結果として全国大会には行けませんでしたが、県大会3位に入賞することができました。

この経験を生かして、貴社においてもチームを大切にし、チームメンバーで結果をだせるように仕事に取り組みたいと考えています。

3.ボランティアをテーマにした自己PR

私は小学生の学童ボランティアに参加することで、忍耐力と責任感を養うことができました。

学童には主に両親が働いてるお子さんが通っていましたが、なかには寂しさからわがままを言うお子さんや、少し乱暴なお子さんもいたりして、心が折れそうになりました。

自分はボランティアの立場なので、最初はそのようなことがあってもあまり強く言えなかったのですが、ある日そのお子さんにヨーヨーを教えた所とても喜ばれ、その日を境に問題に感じていた点が改善されていきました。ある日そのお子さんから「ずっとヨーヨーをやってみたかったが、誰にも教えてもらえなかった」と言われ、そのお子さんのなかにある問題点が何だったのか、はっきりしました。

「問題が子どもにあるのではない。子どもたちは皆、ただ自分をみてほしい」、それが私が出した結論です。

そこからボランティアという立場に甘えることなく、私の使命は「子ども一人ひとりと向き合うことだ」という考えのもと、ていねいに子ども達と向き合うようにしました。ボランティアが終了する半年後には、子ども達やご両親たちからやめないで欲しいと言っていただき、卒業までボランティアを続けることにしました。

この経験から私は、どんなことにもくじけない忍耐力と、課題発見方法、そして使命をまっとうすることの大切さを学びました。貴社でもこの経験を存分に活かしたいと考えています。

4.アルバイトをテーマにした自己PR

私の強みは、成果を出すためのプロセスを自らで考え、やり遂げられるところです。

学生時代は飲食店でアルバイトをしていたのですが、大通りから一本入った細い路地にあったため、人通りがなく集客に苦労していました。

何とかできないかとランチの割引券を考え、店長に相談してチラシの作成・印刷をし、ランチ時間に大通りに立って配布しました。

なかなか成果が出なかったのですが根気強く続けていたところ、「頑張ってるね! 」といつも通る会社員の方々に声をかけていただけるようになり、1カ月後には連日ランチ時間帯はほぼ席が埋まるようになりました。そのうち70%くらいは、週に1回は通っていただける常連さんになっていただけました。

このような経験から、入社後も課題解決のためのプロセスを考え、実行し、目標に取り組んでいきたいと考えています。

5.留学経験での自己PR

私の強みは、人や考え方の違いを認め、お互いのギャップを埋めるための努力・行動ができることです。

私は大学2年生の時に、アメリカの大学へ留学しました。そのときアメリカ在住のクラスメートと話をしていると、「アメリカ人が抱いている日本のイメージ」と「実際の日本」に違いがあることが分かりました。さらに、インドから来たクラスメートは、別のイメージを日本に持っていることが分かりました。

私は日本の実情を彼らに知ってほしい欲しいと考え、同じ大学に通う10カ国50人学生に「日本に対するイメージ調査」を実施し、日本のイメージどうやって形成されているのかを分析することにしました。

外国人が持つ日本のイメージは「教科書」「アニメ」「SNS」から主に形成されていることがわかりました。そこでこの分析プロセスをまとめ、実際の日本の文化について、YouTubeを使ってプレゼンテーションしました。

その結果、大学の友人たちからは「日本のことがよくわかった」と言ってもらえ、また世界中の3万人の視聴者がみてくれました。また私自身も、日本のイメージが外国人にとってどのように形成されるのかを理解することができました。

社会でも同じようなことはあります。入社後はお互いの違いを認めながらもその違いを埋めるために努力をおこたらず、チームワークを構築していきたいと考えています。

6.資格取得をテーマにした自己PR

資格系の自己PRにおいて、国家資格など特別なもの以外、採用担当者は資格そのものにあまり興味はありません。資格取得の背景や結果を得るまでのプロセスが大切であることを覚えておきましょう。

私の強みは目標達成のためのプロセスを具体化し、実行できるところです。

今後はビジネスにおいても英語で問題なくコミュニケーションがとれるようになりたいと考え、TOEICを受験することにしました。もともと会話は得意であまり心配していませんでしたが、客観的な英語力を知りたいとTOEICを受験したところ、500点と思った以上に低い点数でした。

その後「3カ月で800点到達」という目標を立てました。試験結果から自分の弱い部分を洗い出し、3カ月から逆算して1週間単位の学習計画に落とし込み、通学時間はスマートフォンも活用して1日最低3時間の勉強時間を捻出するようにしました。

その結果、2回目の試験では650点、3回目で870点を獲得することができました。 貴社に入社後は、貴社の海外事業にたずさわりたいと考えています。また海外事業に配属されなくても、目標を定めて目標達成のためのプロセスを具体化し、実行して行く力を発揮していきたいと考えています。

  • 【第二新卒編】自己PR例文

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