構成作家の藤井青銅氏が、27日に東京・渋谷ユーロライブで開催されたイベント『ラジオリスナーフェス2020』に出演し、伊集院光やオードリーのトークについて語った。

  • 藤井青銅氏

現在、藤井氏はニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の構成作家を務めており、過去には『伊集院光のOh!デカナイト』(ニッポン放送/91年~95年)などにも携わっていた。

ニッポン放送でパーソナリティを務めていた時期の伊集院とは、その日のトーク内容について放送前にやり取りしていたという藤井氏。

「『今日なんの話するの?』『今日はこの話です』『こう言ったらいいんじゃないの』とか『他の話はないの』って」と振り返り、「彼がすごいのは、必ず3ネタぐらい毎週持ってるんですよ。『じゃあ、こういうのどうですか』ってちゃんと出てくる」と伊集院について語った。

そして「のちに彼が言いましたけど、『藤井さんは口ではいいんじゃないとか言うんだけど、つまらないときは顔に出る』と(笑)」とも。

また、「今も若林(正恭)さんのフリートークを事前に聞いて、みたいなことをやられるんですか」という質問に対して、「『こんな候補があるんですけど、どれがいいですかね』『こっちの方が伝わりやすいかもね』とか。あと、ご本人も人に聞かれることで細かいところを思い出したりするじゃない。僕が最初に聞くリスナーの反応に近いでしょうから、私は何も言いませんけど、こういうこと言った方が伝わるんだなとか、僕がちょっと分からなくて『どういうこと?』って言うところは、ちゃんと説明した方がいいんだろうなって分かるわけですよね」と話した。

続けて「春日(俊彰)さんにも前はやってたんですけど、途中からあんまりやらなくなった」と明かし、その理由を「春日さんのトークってちゃんとしてると面白くないんだよね(笑)」と説明。

「若林さんはちゃんとしていて毎回2塁打以上打つみたいな。春日さんは三振かホームランかの方が僕はいいと思って。彼はアベレージヒッターになりたいんでしょうけど、アベレージヒッターが2人いてもな、っていうのはあるじゃないですか」と言い、「アドバイスすると、やっぱりトークがちゃんとしちゃうのよ。ちゃんとしないほうが、この人面白いなって」と春日について評していた。