街の加盟店やYahoo! JAPANサービスで貯めたり使ったりできるTポイント。Tポイントは、利用金額に応じてTカードに貯めることができますが、貯めたポイントにはさまざまな用途があることをご存じでしょうか?

この記事では、Tポイントにはどのようなメリットやデメリットがあるのかを、くわしく紹介していきます。さらに、どんな人ならTポイントをうまく活用しやすいのか、おすすめのタイプも解説します。

Tポイントのメリット

加盟店も多く、生活に身近なTポイント。このポイントを使うメリットを知っておくことで、よりお得な生活をおくれるようになります。

以下、Tポイントにはどのようなメリットがあるのか、紹介していきます。

  • Tポイントのメリット

    Tポイントのメリット

加盟店が多い

街の加盟店やYahoo! JAPANで買い物する時に使えるTポイント。数多くの加盟店があり、日常的な買い物でポイントを活用できます。TポイントはもともとTSUTAYAのサービスとして始まったポイントですが、今や街の多くのお店で使用可能です。

Tポイントの代表的な加盟店を紹介します。

  • ファミリーマート
  • マルエツ
  • ウエルシア
  • ガスト
  • バーミヤン
  • ジョナサン
  • 東武ストア
  • ドラッグストアmac
  • エディオン
  • カメラのキタムラ
  • ENEOS
  • 島忠・ホームズ
  • オートバックス

日々の生活に密着した、さまざまな加盟店で利用できます。ポイント付与率は加盟店によって異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。加盟店によっては曜日や日を限定してポイント優待サービスを行っている場合もありますので、情報をチェックして活用するのがおすすめです。

ポイントの使い道が多い

加盟店の利用でたまったTポイントは、支払いや商品あるいはポイント交換などに利用できます。支払額の一部として使う以外にも、電子マネーへチャージしたり、サンプル商品に交換したり、投資に充てたりたりなど、さまざまな使い道を選択できます。

また、ANAマイルへ交換できたり、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の口座へ現金化して振り込みもできたりします。さまざまな使い道があり選択肢が豊富なので、たくさんためても使い道に困る心配がありません。

買い物に使える

Tポイントの最もオーソドックスな使い道は、加盟店で買い物をする時に、支払いに充当する方法です。1ポイント=1円として充当できます。

ドラッグストアのウエルシアのように、毎月決まった日にポイントでの支払いが優遇される加盟店もあります。よく行く加盟店がある人は、有利に使えるタイミングがあれば、覚えておいて活用するといいでしょう。

あわせて、「月曜日はTポイント5倍」のように、店舗独自のタイミングでポイントが付きやすくなっている場合もあります。できるだけ買い物に使えるポイントを増やせるよう、買い物するタイミングも考えるのがおすすめです。

ポイント投資もできる

Tポイントは、ポイントを使った投資にも対応しています。株・投資信託・仮想通貨・FXへの投資ができ、証券会社や仮想通貨取引所に登録することで取引が可能です。

Tポイントを使った投資に対応しているのは下記のサービスです。

  • SBI証券(投資信託)
  • SBIネオモバイル証券(株・FX)
  • bitFlyer(仮想通貨)

それぞれ少ない単位から始められるので、投資初心者でも挑戦しやすい方法です。ただし、購入時より価値が下がってしまうリスクもあるため注意しておきましょう。

ANAマイルへの交換も可能

現金化したTポイントは、ANAマイルへの交換も可能です。500Tポイントを250ANAマイルに交換できます(500Tポイント単位で交換可能)。マイルへの交換は、Tポイントの公式サイトであるTサイトからできます。申請の手続きをすると、約10日後に反映され、ANAマイルとしても使用できます。

また、Tポイントを集中してためたいなら、ANAマイルをTポイントへ交換することもできます。基本的には1万ANAマイルが1万Tポイントとなり、年間の交換上限は2万マイルまで。

ただし、条件によってはレートが下がる場合もあります。この手続きはANAホームページから手続きが可能です。

キャンペーンが随時開催されている

キャンペーンを活用すると、Tポイントを効率よく活用しやすく、メリットが大きいです。Tポイントのキャンペーンには、Tポイントが開催しているものと、加盟店が独自で開催しているものがあります。

Tポイントが開催しているキャンペーンは、Tポイントのサイトに掲載されています。抽選でポイントが当たるキャンペーンや他のお店のポイントアップ情報など、たくさんの情報が掲載。アプリにも同じ情報が掲載されているので、アプリでチェックすると便利です。

加盟店が独自で開催しているキャンペーンは、Tポイントアプリに掲載されていることもありますが、お店の公式サイトや店頭の掲示をみるのがおすすめです。頻繁に利用するお店があるなら、こまめに情報をチェックすると情報を得やすく、メリットが大きいです。

電子マネーのチャージに使える

Tポイントは、Tマネーへのチャージにも利用可能。TマネーとはTカードにチャージして使える電子マネーのことで、Tカードを持っている人であれば誰でもが使用できます。Tポイントでのチャージは、1Tポイント=1円として、1円単位でチャージ可能です。

Tポイントでの支払いではTポイントは付きませんが、Tマネーならポイント付与の対象となりポイントが付きます。

Tポイントのデメリット

街のお店で使用でき、使い勝手がいいTポイントですが、いくつかのデメリットもあるので、あらかじめ押さえておくことが大切です。Tポイントにはどのようなデメリットがあるのか、やとるべき対策を紹介していきます。

  • Tポイントのデメリット

    Tポイントのデメリット

街の加盟店での還元率がイマイチ

Tポイントは街の加盟店でも使えて便利なポイントではありますが、ポイント還元率が物足りません。ポイント付与率は100円または200円利用ごとに1ポイントですが、200円利用ごとに1ポイント付く加盟店が多くを占めています。

ローソンでポイントが付きやすいPontaポイントや、中小規模のお店でも使えてポイントに関するキャンペーンが多い楽天スーパーポイントに比べると見劣りしてしまいます。

期間限定ポイントの使い道が限られている

Tポイントの期間限定ポイントである期間固定Tポイントは、期限と使用先が限られたポイントです。すべての提携先で使える一般のTポイントと異なり、使用方法に制限があります。

期間固定Tポイントの主な分類は、Yahoo! JAPANサービスで使えるポイントと、街の加盟店が発行しているポイントのふたつ。Yahoo! JAPANサービスで使えるポイントなら使い道は多いのですが、街の加盟店が発行している期間固定Tポイントはそのお店に出向かなければならず、忙しくて行けない場合などは、期間内に使えません。

一度失効してしまうと復活できないので、使い道が限られていると困ってしまいます。もし期間固定Tポイントを持っているなら、先延ばしにせずに使ってしまうのがおすすめです。

現金化が可能だがさまざまな条件がある

TポイントはPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の口座へ現金化して振込できます。ポイントを直接現金に交換できるのはTポイントのメリットではありますが、ポイント支払時のように、1ポイント=1円ではありません。

Tポイントを現金に交換する条件は、100Tポイント=85円。1,000ポイント以上、100ポイント単位で交換可能です。交換には2週間程度を要し、すぐには交換できません。また、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)以外の口座には振込できないので、口座がなければ口座作成にさらに時間を要することとなります。

Tポイントはこんな人が活用しやすい

Tポイントはメリットもデメリットもあるポイント。しかし、デメリットを回避する方法も多いので、使うタイミングを選ぶなど工夫次第で上手に活用が可能です。ここでは、どんな人ならTポイントを活用しやすいのかを紹介します。

  • Tポイントはこんな人が活用しやすい

    Tポイントはこんな人が活用しやすい

ウエルシアをよく利用する人

ドラッグストアのウエルシアは、Tポイントをお得に活用しやすい街のお店のひとつ。普段のお買い物では、税別100円ごとに1Tポイント付くので、高還元率です。また、毎週月曜日はポイント2倍、毎月15・16日は60歳以上ならポイント3倍と、さらにポイントがたまりやすいです。

ポイントを使う場合は、毎月20日に使うのがおすすめ。200Tポイント以上使用すると、1.5倍分の買い物ができます。例えば、1,000ポイント使うと1,500円分の買い物が可能です。

買い物は月曜日にまとめて、20日にまとめて使うようにするといいでしょう。生活圏内にウエルシアがある人はメリットが大きいので、ぜひ活用してください。

マルエツをよく利用する人

ポイントを普段の買い物で活用したい場合は、マルエツでの使用がおすすめです。毎月1回Tポイントをマルエツお買い物券に交換できるキャンペーンを開催しており、高レートで交換できます。交換レートは475Tポイント=500円分なので、ポイントで支払いするよりメリットが大きいです。

ただし、ポイントの交換がお店のサービスカウンターに限られている点や、交換可能枚数の上限が設定されている点には注意しておきましょう。また、毎月恒例の企画ではあるものの、開催時期が月によって異なるので、店頭の掲示をよく見ておくことが大切です。

マルエツをよく利用する人であれば、活用するとメリットが大きい内容となっています。マルエツが生活圏内にあるなら、Tポイントの使用方法として覚えておいてください。

生活圏内にポイントが付きやすいお店・曜日がある人

Tポイントの加盟店の中には、独自のポイントサービスを提供しているお店も多いです。曜日ごとにポイント付与率を変えていることもあるので、より有利なお店を選んで買い物することで、よりたくさんのポイントを得られます。

生活圏内に複数の同業のお店があるなら、それぞれのTポイントの付きやすさを把握しておき、その曜日に有利な加盟店を使うようにするといいでしょう。

Yahoo!カードを使っている人

クレジットカードの中には、Tポイント機能が搭載されているカードもあり、クレジットカード払いでTポイントがたまります。中でもYahoo!カードは毎月の利用100円ごとに1ポイントが付与され、他のカードと比べてポイントが付きやすい点が魅力です。

Yahoo!カードでTポイントをためているのであれば、ポイントを分散させるのはもったいないので、Tポイントがたまるサービスやお店を意識して利用して、ポイントをしっかりためていきましょう。

ネットをよく利用する人

ネットサービスの多くはポイントに対応しており、どのサービスを利用するのかによって、使えるポイントは異なります。TポイントはYahoo! JAPANサービスに対応しており、サービスの利用でポイントをためたり使ったりできます。

Tポイント対応のYahoo! JAPANサービス代表例は下記の通りです。

  • Yahoo! ショッピング
  • ZOZOTOWN
  • LOHACO
  • Yahoo! 公金支払い
  • GYAO!ストア

など他

また、Yahoo! JAPANサービス以外にも下記のようなネットショップでポイントが使えます。

  • アシックス
  • オニツカタイガー
  • Ameba
  • BookLive!
  • 出前館ネットスーパー

など他

Yahoo!のサービスやTポイント対応のサイトを意識して選べば、効率よくTポイントを活用できます。

ソフトバンクの通信サービスを使っている人

ソフトバンクのサービス利用でもTポイントはたまります。Tポイントを受け取るには、ソフトバンクへのTカード番号の登録が必要です。Tポイントがもらえるサービスは下記の通りです。

  • ソフトバンクの携帯電話
  • ソフトバンクでんき powered by TEPCO
  • ソフトバンクでんき powered by SBパワー

ポイント付与率は1,000円利用で5ポイントと、ポイント付与率はそう高くありませんが、毎月必ず発生する料金でポイントがたまるのはメリットが大きいです。

Tポイントはメリット大! 街でもネットでも活用しよう

Tポイントは、街でもネットでも使える店は多く、多くの人がためているポイントです。何となくためている人も多いかもしれませんが、メリットやデメリットを把握して利用することで、有利に使えるようになります。

例えば、ポイント付与率は200円利用ごとに1ポイントのお店がほとんどですが、100円で1ポイント付くお店や、ポイントが付きやすいタイミングを把握してお店を選ぶことで、ポイントは付きやすくなります。

また、通常1Tポイントの価値は1円。しかしポイントの使い方や使うタイミングを選ぶことで、1ポイントの価値が1円以上になることもあれば、下回ることもあります。

自分にとってメリットが大きいTポイントの使い方を見つけて、有利にTポイントを活用していきましょう。