――眞島さんとの共演はいかがでしたか?
本当に寛大で優しくて、眞島さんのほうから話しかけてくださって、楽しく現場を過ごせました。「こうしたらいいよ」と現場でいろいろ教えていただき、役者としての現場でのあり方、監督や共演者の方との接し方についてもアドバイスしてくださって、すごく勉強になりました。
――具体的にどんなアドバイスを受けましたか?
「年齢が若いので現場で物怖じすることがあると思うけど、遠慮せずに意見は言ったほうがいいよ」、「監督としても共演者としても、年齢が離れている人の意見はありがたいから、思っていることは口にしたほうがいいよ」など、いろいろアドバイスいただきました。
――河合ケンタ役の今井翼さんとの共演はいかがでしたか?
僕からしたらタッキー&翼の翼で、まさか共演する日が来るとは。一緒の空間にいることがあるとは思ってなかったので、すごくうれしかったです。
――今井さんとはどんな話をされましたか?
「16歳だよね?」という話から始まって、16歳の頃の今井さんが何をされていたかという話を聞きました。その頃、今井さんはすでにジャニーズJr.の最前線で活躍されていたと思うと、僕も負けてられないな、頑張りたいなと思いました!
――ほかに現場で印象に残っているエピソードを教えてください。
おじさんがパグ太郎を好きなこと真純に対して必死に隠すというのが面白すぎて、笑いをこらえるのが大変でした(笑)。ケンタさんを“ジャパニーズ借金取り”と勘違いするシーンも面白くて、常に笑いがあふれている現場でした。
――真純は少女漫画家志望で、実は少女漫画が好き。ご自身は、実はこれが好き、というものはありますか?
大きな隠し事はありませんが、実はDJをやっています。どこかで回したことがあるというわけではなく、ちょっと触っているという程度ですが。ピアノを2歳半からやっていて、小さい頃から音楽に触れてきていて、歌も好きで、ダンスもやっていたので、DJをやってみたいという気持ちがあり、少し前に機材を買って挑戦しています。
――いずれはお仕事としてDJもやってみたいですか?
役でやれたらいいですよね。海外の作品を観るのが好きでDJの作品も観るのですが、自分が役としてやれたら、一時的にDJとしての空間を味わえると思うのでやってみたいです。
――地上波連続ドラマ初レギュラーということで戸惑うことはありませんでしたか?
戸惑いは特になかったです。普段からあんまり緊張しないタイプなので、緊張は特になかったですね。たくさんの方に観てもらえるので、爪痕を残せるように頑張ろうとは思いましたけど。
――すごいですね。緊張しないのは昔からですか?
無駄に自分に自信がある性格で、何をするときも俺ならできるんじゃないかなと思うところがあって、あんまり緊張しないです(笑)
――成功体験の蓄積によって緊張しなくなったのでしょうか。
確かに大きな失敗はないですね。小さな壁は毎日ぶち当たっていて、課題はありますが、本当に乗り越えられない壁は過去に1回もないので、味わってみたいです。
――初めて大きな壁にぶち当たったときにどう乗り越えられるのか気になります。
たぶんロジックを探してひも解いていくのだと思います。
――ドラマはいよいよ最終回ですが、楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
真純が少女漫画家として成功できるのか、そして、いろんな人たちの“好き”というものに対する向き合い方と、それがどう実を結んでいくのかというところに注目していただけたらと思います。みなさんそれぞれお好きなものがあると思いますが、自分の“好き”に自信を持って、勇気をもって、ほかの人の“好き”も尊重できるような世界になったらいいなと。そういった影響を与えられるドラマになっていると思います。
2003年10月5日生まれ、東京都出身。特技は歌、ダンス、ジャズピアノ。2019年にアミューズ所属し、俳優として活動をスタート。今年、ネットドラマ『中3、冬、逃亡中。』に出演し、読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』で地上波連続ドラマ初レギュラー出演を果たした。10月スタートのTBS系ドラマ『恋する母たち』へのレギュラー出演も決定している。