大麻取締法違反の疑いで逮捕された俳優の伊勢谷友介容疑者が学長を務めてきたLoohcs高等学院は10日、同容疑者を9日付で解任したことを、公式サイトで発表した。

伊勢谷友介容疑者

運営会社Loohcsの代表取締役・斎木陽平氏の名義でコメントを発表し、「このたびは、弊社取締役であり、 Loohcs高等学院の学長を務める伊勢谷友介が逮捕され、本人が容疑を認めていることを確認いたしました。弊社一同、この重大な事実を深刻に受け止め、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。

「教育に携わる者として、学生のみなさまに対する重大な不誠実な行為であると考え、Loohcs高等学院の学長を2020年9月9日付で解任いたしました。ならびに、伊勢谷の取締役の地位に関しましても解任の手続きを進めると共に、本日、マネジメント会社経由で辞任を前提とした手続きの依頼を申し入れました」と報告した。

学長の後任の選任については「現時点では未定」とのこと。「現在は暫定的に弊社代表取締役である斎木陽平が代行し、学校の運営業務は滞りなく行われております」としている。

そして、「弊社には、伊勢谷の任命責任がございます。今回の容疑事項のような事実を、事前に把握できなかったこと、深く反省しております。私たちの任命・学長選定の甘さから、何よりも学生、保護者のみなさまにご迷惑、ご心配をかけるという、あってはならない事態を引き起こしていることを痛切に受け止め、心よりお詫び申し上げます」と改めて謝罪。

「まず、弊社は何よりもこうした事態による学生の心理的な不安の軽減に対して、引き続き最優先で取り組んでまいりたいと考えております。そして、弊社は一丸となって、学生たちが求める価値・学びの提供に専心してまいります」と記した。