俳優の妻夫木聡が主演を務める10月スタートのTBS系日曜劇場『危険なビーナス』(毎週日曜21:00~)に、ディーン・フジオカ、染谷将太、中村アンが出演することが9日、明らかになった。

  • 左から染谷将太、ディーン・フジオカ、中村アン

妻夫木が日曜劇場で16年ぶりの主演、さらに初共演となる吉高由里子がヒロインを演じる本作は、ベストセラー作家・東野圭吾氏による同名小説が原作のラブサスペンス。正義感が強く真面目な独身獣医の主人公・手島伯朗(妻夫木)が、突然現れた「弟の妻」と名乗る謎の美女・矢神楓(吉高)と共に失踪した弟・明人の行方を追ううちに、30億もの遺産が絡んだある名家の争いに巻き込まれていく。そんな中で、伯朗は「弟の妻」である楓の魅力に翻弄されていき・・・。

このたび、伯朗と楓を取り巻く重要なキャラクターとして、ディーン・フジオカ、染谷将太、中村アンの出演が決定した。

ディーンが演じるのは、名家「矢神家」の養子で若手実業家の矢神勇磨(やがみ・ゆうま)。昔から伯朗のことを見下していて、事あるごとに挑発してくる嫌味な男で、明人を捜すために矢神家を訪れた楓のことを気に入り、楓と行動を共にする伯朗を尻目に強引にアプローチをする。ディーンがTBSの連続ドラマに出演するのは、2016年10月期の日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』以来4年ぶり。ヒール役をどのように演じるのか注目だ。

染谷が演じるのは、伯朗の弟で楓の夫・矢神明人(やがみ・あきと)。伯朗にとって、母が矢神家の御曹司と再婚してから生まれた弟で異父兄弟である。矢神の血を引き、30億の遺産の相続権を持つ明人が突然失踪したことで、伯朗は縁を切っていた矢神家と再び関わることになる。まさに、この物語のキーパーソンとなる。

中村が演じるのは、伯朗が副院長を務める池田動物病院の看護師・蔭山元美(かげやま・もとみ)。一見クールな雰囲気だが、どんな動物にも愛される能力を持つ女性。常に冷静で、伯朗と共に池田動物病院を支えている有能な助手だ。

3人のコメントは以下の通り。

■ディーン・フジオカ
東野圭吾さんの作品に初めて出演させていただくので、すごく楽しみにしています。
僕が演じる勇磨は、妻夫木さん演じる伯朗を昔から見下している人物です。伯朗にとって“大きな壁”のような存在でもあると思うので、とにかく僕はヒールに徹したいと思っています。そんな勇磨と伯朗の間でどんな駆け引きが生まれていくのか、ぜひ注目してください。妻夫木さんとは初共演になりますが、同じ年なので、芝居以外でも色々とお話させていただけたらと思っています。
このドラマは、回を追うごとにどんどん登場人物たちのどろどろした関係性が濃くなっていき、それぞれがどういう思いでそこにいるのかというのが暴かれていきます。毎週目が離せない展開になると思いますので、楽しみにしていてください。

■染谷将太
この物語は僕が演じる明人が失踪したことから始まるので、とにかく僕は謎に包まれた人物として存在できればと思っています。
妻夫木さん演じる伯朗と明人は兄弟ですが、その関係性は複雑です。ただ、そこにたくさんの人物が絡んでくるという「複雑さ」が本作の見どころでもあると思っています。 妻夫木さんと面と向かってお芝居するのは本作が初めてなので、自分がどうなっていくのかが楽しみですし、何か面白い反応が起こるんじゃないかという期待感を勝手に持っています。夫婦役の吉高さんとも、ちゃんと一緒にお芝居をするのは今回が初めてです。予測できないエネルギーを放っていらっしゃる印象なので、どんな“夫婦”になるのか未知数なところを僕自身も楽しみにしています。

■中村アン
私が演じる元美は、伯朗さんが院長代理を務める動物病院の看護師です。クールな雰囲気ですが、伯朗さんのために「何かしてあげたい」という優しさも秘めている女性、表には出さないけど、心の中は温かい人なんじゃないかなと思っています。時には助手として鋭い指摘をすることもあったりしますが、いい距離感で伯朗さんを支えていければと思います。また、お芝居の中で動物と触れ合うのは初めてなので、撮影もとても楽しみです。
妻夫木さんとは今回が初共演ですが、この仕事をする前から妻夫木さんの作品をたくさん見てきたので、ご一緒させていただけて光栄です。どんな現場になるか、今からとてもワクワクしています。皆さまもぜひ楽しみにご覧ください。

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