新型コロナウイルスに感染し、入院していたお笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱が1日、自身の公式YouTubeチャンネル「けいちょんチャンネル」に公開した動画に出演。入院中のエピソードを語った。

山本圭壱

「【完全復活】入院中のことを話します【けいちょんチャンネルは今日から再開】」と題して公開された動画で、スタッフから「退院おめでとうございます」と祝われると、山本は「いやいや、入院したら退院はつきものじゃないですか。だから、それに対して『退院おめでとうございます』みたいなのはいいです」と遠慮した。

さらに「1回重症になりかけた的な報道も…」と聞かれると、山本は「看護師さんがびっくりしていました。『山本さん、大変ですね。重症化してるって言われてますけど』って。『俺、重症化ですか?』と聞いたら、『いや、重症化ではないですね』って」と説明。

そして「正直な話、酸素の管(酸素吸引器)は入れてたんですよ。最初3日ぐらいは。別にそれも、『肺にちょっとした影があるから、一応念のため入れておきましょう』みたいな」と明かした。

また、山本は「(入院中は)テレビも本当に観てないし。BSの動物ものか、メジャーリーグかゴルフばっかり」とも。その理由として、「地上波観ていても、全部同じことしか言っていないような気がしてさ。『コロナだ』『熱中症だ』って。現実逃避したかったよね。あんまりそういうものに対して、ああだこうだ思いたくなかった」と告白した。

そのうえで、「1番この入院期間で『いいな』と思ったのが、玉置浩二さんの『田園』だね」と言い、「入院して2日目、3日目に聴いたら、10年前ぐらいに宮崎にいた頃の写真とかがオーバーラップしてきて、涙が止まらなかったよ」と振り返った。

山本は、8月11日夜に体調不良を訴え、翌12日にPCR検査を受検した結果、13日に陽性と診断。その後、相方の加藤浩次が8月20日放送のMBSラジオ『アッパレやってまーす!』で山本の体調が悪化し、入院していることを明かした。そして加藤は、8月27日放送の同番組で、同日に山本が退院したことを明かしていた。