女優・小芝風花にとって民放連続ドラマ初主演となるテレビ朝日系『妖怪シェアハウス』(毎週土曜23:15~)のスピンオフ作品『妖・怪談』が、7日から動画配信サービス・TELASAで独占配信をスタートした。

  • 『妖怪シェアハウス』のスピンオフ作『妖・怪談』

8月1日から放送中の『妖怪シェアハウス』は、どん底気弱女子の目黒澪(小芝)が、“伝説の妖怪”とのシェアハウス生活を通じて成長していく姿を描くホラーコメディドラマ。松本まりか演じるお岩さん、大倉孝二演じるぬらりひょんなど、誰もが一度は聞いたことがあるような妖怪たちが続々と登場する。

今回のスピンオフ作品は、ドラマではお馴染みの妖怪たちが自ら怪談を披露。実力派の俳優陣が、語り手の妖怪を迫真の演技で演じ切り、臨場感たっぷりの怪談映像に仕上がっている。

7日から配信中の「お岩編」は、この世では看護師であるお岩さん(松本まりか)が、勤務する病院で起きた怖い話を語る。ミュージカルカルスターを夢見る少女が、ストーカーに刺されて運ばれてきた。大事なオーディションを控えた彼女は切実に退院を訴えてきたが……。

同じく7日から配信中の「ぬらりひょん編」は、ぬらりひょん(大倉孝二)がかつてコンサルの依頼を受けた関西有名カレー店の話。14日11時からは「酒呑童子編」、「座敷わらし編」が順次配信される。

■出演者コメント
・小芝風花
「妖怪」が「怪談」をするという奇想天外な設定にビックリしました! ですが、『妖怪シェアハウス』のドラマの中の、ある晩の出来事となっているので、違和感なくお楽しみいただけると思います。怪談部分の撮影も見させていただきましたが、妖怪さんたちの語り口に、ぐいぐい引き込まれてしまい、「楽しみ! 早く見たい!」と叫んでしまったほどです。私も“怖い話”は大好きなので、暑ーい夜に、家族とキャーキャー言いながら見たいと思います。ドラマの放送をご覧になっていただいた方も、まだご覧になっていただいていない方も『妖怪シェアハウス』の世界にドップリとハマれること間違いなしなので、ぜひ、何度でも見ていただきたいです。

・松本まりか
今回はお岩のセリフとナレーション、怪談の登場人物のセリフ、さらには擬音も全部一人でやらなければいけなかったんですけど、それも含めて楽しかったです。特に「グサッ、グサッ!」という擬音は最初、低いテンションでやろうと思っていたんですけど、もっと面白くしたいと思って大きな声で言ってみたら、自分自身でも楽しくなってきちゃって話せば話すほど夢中になり、表現も全体的にどんどん過剰になっていって(笑)、声が枯れるまでやり切ることができました。実は、私自身もよく寝る前に、祖母に頼んで“怖い話”をしてもらっていたんです。それが大好きで! もしかしたら、祖母が今回の私みたいな話し方だったのかも(笑)。小さい頃の経験が生かせました! 今年の夏は暑いなぁと思っている方、刺激が欲しいなぁと思っている方には、ぜひスピンオフを見ていただき、ヒンヤリしてもらいたいです。「TELASA(テラサ)」で配信している私の出演作『ホリデイラブ』(2018年)、『ホリデイラブ番外編』(2018年)もまた違った意味で怖いので(笑)、こちらも併せてお楽しみいただければ、と思います。

  • お岩さん・四谷伊和役の松本まりか

・毎熊克哉コメント
ここまで本編とガッツリ別物のスピンオフに参加するのは初めて。映像作品でこんなに長い一人語りをするのも初めての経験ですし、「語り手である自分がイメージをしっかり持っておかないと、なかなか魅せられないんだろうな」と思って、楽しくしゃべれるように練習して臨みました。本番では淡々とならないよう、言葉を立たせるために、音を重視することを一番に考えて頑張りました。7ページにもわたる一人語りだったので、体力を使い果たしました! 『妖怪シェアハウス』でゲラゲラ笑った方は、ぜひスピンオフで“本当に怖い物語”を味わっていただきたいです(笑)。「TELASA(テラサ)」では僕が2017年に出演した『ヘヤチョウ』も見られます。今でも印象に残っているのは、主演・内野聖陽さんとの取り調べのシーン。緊張感もありましたし、内野さんが「思いっきりやっていいぞ」と言ってくださったので、集中して挑めたことを鮮明に覚えています。僕自身、その先の仕事にもつながった思い出深い作品ですので、ぜひ皆さんにも見ていただきたいです。

  • 酒呑童子・酒井涼役の毎熊克哉

・池谷のぶえ
怪談を自ら語るのは初めてです。人をドキドキさせるためには語り口に緩急をつけることが大切ですし、なかなか難しいものなんだな、と感じました。ただ、なにせ初めてだったので、難しさも含めて楽しかったですね。今回は映像作品なのでお客さんが目の前にいなかったけど、実際にお客さんの前でもやってみたいな、と思っちゃいました。渾身のシーンは、登場人物が豹変するシーンです。ご家族で部屋を真っ暗にして見ていただきたいな、と思います。ちなみに、私が披露するのは引っ越した家族にまつわる怪談なのですが、私が以前引っ越した家は戸袋を開けたら昆布があって、それだけでも怖かったんですよ(笑)。皆さんも引っ越した際には、どうぞお気をつけください! 「TELASA(テラサ)」では私が過去に出演した『民王』(2015年)と『ホリデイラブ』(2018年)もご覧いただけます。松本まりかさんとは『ホリデイラブ』でも共演しましたが、まりかさん演じる里奈の裏の顔に、いち早く気づくシーンが楽しかったです(笑)。私も久しぶりに見たくなりました!

  • 座敷童子・和良部詩子役の池谷のぶえ

・大倉孝二
僕だけじゃないと思うんですけどこんなにシッカリ撮るとは思っていなかったので、撮影は思っていた以上に大変でした(笑)。僕も一人舞台の経験はありますけど、舞台は稽古を入念にやりますからね。でも、今回は映像作品で稽古時間もありませんし、あざとくならないようにしたかったので、とにかく監督の指示通り一生懸命やらせていただきました。一番大変だったのは、集中力を維持すること! 一人でしゃべり続けるので、途中で集中力が途切れると、立て直すのが大変なんです。スタッフの皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。そんな僕が劇中で披露する怪談は、純粋な怪談というよりは、ちょっと不思議な話。ぜひお楽しみいただければ、と思います。「TELASA(テラサ)」では僕が2015年のドラマスペシャル以降、レギュラー出演している『緊急取調室』もご覧いただけます。僕自身は過去の出演作を見ると反省点ばかりが目について、つらいんですけど(笑)、見逃したという視聴者の方にはぜひ見ていただきたい作品です。

  • ぬらりひょん・沼田飛世役の大倉孝二