元NEWSの手越祐也が5日、都内で行われたフォトエッセイ『AVALANCHE』(双葉社)の出版会見、及び農業村おこし「手越村」構想会見を行った。
6月19日にジャニーズ事務所を退所し、独立した手越。ファンのために書いたという同書の発表を行い、改めて「ファンとはどんな存在か」と聞かれると、「血液みたいなもの。自分の体には絶対必要不可欠」と答える。「応援してくださってる方がいなかったら、人前に立つタレントの存在意義は急激に下がると思うんですけど、僕の人生って、まっすぐ行きすぎたからこそファンにもいやな思いをさせ続けちゃったという責任を感じている」と苦笑する。
手越は続けて「『幸せになってもらいたい』という言葉をいろんなところで口に出しているのに、『じゃあ、私たちの応援している手越祐也の行動と言ってることが全然なってないじゃないか』という心配は、今までファンの方に今までたくさんかけてしまったと思う。一人でも多くの触れ合った人を笑顔にするのが僕の宿命だと思いますし、がっかりさせちゃったり、『そんなこと知りたくないよ』という意見が来るのもわかってました。今までいろんな心配をかけても、なお応援してくださってるファンの方がいるのはわかってるし、感謝しかない」と思いを吐露。
さらに「僕にはもう何も残ってないと思ってて、テレビもきっと出にくいでしょうし、今までやってきたことができなくなることの方が増えると思う。モヤモヤとしてしまう人もいるかと思いますけど、最終的に『やっぱり応援してよかったな』と思ってもらえる自信はあります」と自信を見せた。
現在は楽曲募集のプロジェクトも行っており、「手越祐也の夢に乗ってくださる方々の夢も叶えていきたい。今まで僕を応援してきてくれた方や、才能があるのになかなか出てこれなかった方の曲を歌うかもしれない」「有名な方も含めて、6,000〜7,000曲くらい楽曲が来ている」と明かす。8月15日、16日にはディナーショーを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の状況でファンからの「会いたいけど、両親が心配するから会いにいけない」「全部の人が見れるオンラインにしてほしい」という意見も取り入れ、配信ライブに切り替えたという。手越は「今まではそういう場がなかったので、これからは応援してくれる人が作る手越祐也だと考えてる」と語り、「NEWSの楽曲は宝物のようで今でも大好きなんですけど、この本は一つのピリオド。第1章は幕を閉じたという決意表明でもあるので、今後NEWSの楽曲を歌うつもりはないです」と宣言した。