俳優の玉木宏が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(毎週火曜21:00~)の見どころを語った。

  • 玉木宏=カンテレ提供

7月28日放送の第1話では、花火を見ながら思わず涙を流した竜一(玉木)に、偶然通りがかった美佐(松本穂香)が素性を知らないまま声を掛ける一幕があったが、その場面について、玉木は「かつて3人で過ごした日々を思い出しながら、『もう戻れないんだ』という悲しさがあったのだと思います。復讐(ふくしゅう)を遂げるために完璧であろうとする竜一の、完璧ではない人間らしさが垣間見える瞬間だったと思います」と振り返った。

きょう4日放送の第2話では、運命のいたずらかのように、竜一、竜二(高橋一生)、美佐の3人が鉢合わせに。目の前にいる“竜二の友人”和田猛の正体が死んだはずの竜一だと知る由もない美佐だったが、竜一と竜二の間には動揺が走る。これまで竜一と竜二によって復讐から遠ざけられていた美佐が、これからどのような形で復讐劇に関わっていくのか。

そんな美佐と竜一の関係について、玉木は「竜一の美佐への愛情は当然ながらすごく強く、だからこそ笑って過ごしていてほしいという思いから距離を取っていたと思います。でも、やっぱり会いたいという気持ちはどこかにあるので、大人になった美佐と出会うことで計画が狂ったり迷ったりすることがたくさんあると思います。その竜一の迷いも作品の面白さだと思います」と語る。

さらに第2話では、経営コンサルタントとして復讐相手でキリシマ急便社長の霧島源平(遠藤憲一)に近づこうとする竜一が、部下の凛子(奈緒)と共にキリシマ急便のパーティーに潜入。源平と23年ぶりの対面を果たすほか、国交省の役人の立場で出席していた竜二の助けを借りて、源平の長女のまゆみ(松本まりか)、長男で後継者の晃(細田善彦)にも接触していく。

各キャラクターの個性が存分に表れたこのシーンを振り返って、玉木は「竜一、竜二、さらには源平、まゆみ、晃といった復讐計画のキーパーソンが同じ場所にいる数少ないシーンです。竜一と竜二が抱える緊張感を感じてもらえたらと思います」と話している。