カルビーは8月3日、ハードグミ「ランチグミ―」を全国の「カルビーアンテナショップ」で数量限定で発売する。東北、甲信越、首都圏エリア、広島県の一部コンビニエンスストアや駅売店等でも販売。なくなり次第終売。1袋7粒入り(21g)で、価格はオープン(市場想定価格は税込200円前後)。

  • カルビー「ランチグミ―」(オープン価格(市場想定価格は税込200円前後))

ヒット商品開発チーム「Calbee Future Labo」が担当

開発を担当したのは、新たなコンセプトのヒット商品を生み出す2016年結成の社内チーム「Calbee Future Labo(カルビーフューチャーラボ)」。 このチームは既成概念にとらわれず新たな視点で開発を行うため、東京の本社ではなく創業の地「広島」を拠点としている。

「社外との協働」をキーワードに、これまでに地域応援スナック「ふるシャカ」、パンにのせて焼くおかず「のせるん♪」を開発。「圧倒的な顧客志向」を理念に掲げ、 10代〜70代の幅広い消費者へのインタビューを通じて顧客ニーズを探求し商品開発に取り組んでいる。ランチグミーは3つ目の商品となり、約3年の開発期間を経て発売に至った。

1日1粒、ランチ後の新習慣に

  • グミの色は、カルビーのコーポレートカラーでもある赤色

メインターゲットはランチ後の男性ビジネスパーソン。インタビューで、多くのビジネスパーソンの「昼食後、歯磨きをしていない」「昼食後に時間や習慣がない」などの声を得たことで開発に着手した。

商品名は、一般的な「グミ」とは異なるターゲットと味覚であることから、新たなジャンル「グミー」に。ランチ後1日1粒食べることを想定しており、1袋7粒入りの1週間分となっている。

グミの色は、カルビーのコーポレートカラーでもある赤色。フレーバーは食べた後に強い爽快感を得られるストロングミント味を採用した。爽快感が口内にしっかり残るように噛み応えがある絶妙なかたさに仕上げている。麹菌S-03株発酵大豆エキスと乳酸菌LP28株を配合。

パッケージのデザインは、デザイナー根津孝太氏を起用。手に取りやすいよう、一般的なグミのパッケージとは一線を画し、白を基調としたシンプルかつ洗練されたデザインとした。パッケージの中央に配置された二次元バーコードはアンケートとなっている。

同社は、2030年に向けた中期経営計画において、新たな食領域での事業創出を掲げており、同商品は 重点商品の一つ。今回の販売はテストマーケティングと位置づけており、販売実績や消費者の声を受けて販売規模の拡大等を検討していく方針という。