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【この記事のエキスパート】
ペット専門エディター&ライター:井手 綾子

ペット専門エディター&ライター:井手 綾子

編集歴は20年以上。
雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。

中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。


猫は自分で毛づくろいする習慣があるので頻繁にシャンプーする必要はありません。しかし子猫は皮ふが繊細なため汚れてしまった場合はきちんと洗って清潔に保ってあげる必要があります。この記事では子猫のシャンプーの選び方とおすすめ商品を紹介します。

お風呂に入れていい時期は?
子猫はいつからシャンプーできる?

結論からいうと、子猫にとってお風呂はぜったい必要なものではありません。生まれて間もない子猫は免疫力が低く、体温調節がうまくできないためお風呂に入れるのは避けましょう。お風呂に入れる時期は、少なくとも生後3カ月以上経ってワクチン接種を済ませてからがよいとされています。

元々、猫は自分で毛をなめてグルーミングする習慣があるので、通常はブラッシングでじゅうぶん。汚れが気になるときなど、必要なときだけお風呂にいれてあげるようにしましょう。

子猫のシャンプーの選び方

まずは子猫用シャンプーの選び方をチェックしていきましょう。デリケートな子猫だからこそ、成分や肌の状態に合わせた選び方が大切です。ポイントは下記の3つ。

【1】肌の状態に合わせる
【2】洗浄成分
【3】添加物の有無

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】子猫の肌の状態に合わせて選ぶ

とくに皮ふトラブルがない|ドライシャンプー

肌荒れなど、とくに肌トラブルがないのであれば「水のいらないドライシャンプー」や「シートタイプ」のものがおすすめです。猫と人では肌のpH値や薄さに違いがあるので、必ず「猫用」や「犬猫用」と書かれたものを使ってください。

また子猫は成猫よりも肌がデリケートなので、低刺激なものを選ぶとよいでしょう。

皮脂・フケが多い|薬用シャンプー

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肌がべたついているときやフケが多いときは、皮脂の分泌が多くなっている可能性があります。そんなときは、余分な皮脂を落とす脱脂力があるシャンプーを選ぶとよいでしょう。

ただし、脱脂力が強すぎるシャンプーはかえって肌の状態を悪くしてしまうことがあります。猫専用の薬用シャンプーであれば余分な皮脂まで落としてしまうことが少ないので、ぜひ試してみてください。

べたつきやフケがひどいときは、シャンプーの前にクレンジングシャンプーを使うのもひとつの手です。

肌が乾燥している|保湿力が高いシャンプー

肌が乾燥してこまかいフケが出ているときは、保湿力がある低刺激なシャンプーを選びましょう。乾燥した肌は刺激に弱く、荒れやすくなっています。洗浄力が強いシャンプーを使うと、必要な油分まで落としてさらに乾燥が進んでしまうので、注意が必要です。

オートミールやホホバオイルなど、自然の保湿成分を含むオーガニック系シャンプーも市販されているので、チェックしてみましょう。

ノミ・ダニがいたら動物病院へ!

拾ったり保護したりした子猫にノミ・ダニがついているときは、自分だけで対処しようとせず、できるだけ獣医師の診察を受けて対処しましょう。シャンプーでは駆除しきれないことも多いです。

ノミやダニに対応したシャンプーも市販されていますが、それらの多くは洗浄力が強く、子猫のデリケートな肌には負担がかかってしまいます。

まずはかかりつけの動物病院で獣医師に診察して判断してもらい、適切なものを使うようにしてください。

【2】洗浄成分で選ぶ

石鹸系|汚れをしっかり落とす

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カリ石鹸素地や石鹸素地、純石けん分(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)といった成分が主成分の石鹸系シャンプーは、アルカリ性で洗浄力が強いのが特徴です。ただし、子猫の毛並みが少しごわつくことがあります。

天然の油脂から作った石鹸成分は、肌に刺激が少ないのも注目したいポイントです。人間用のベビーソープにも、石鹸系の洗浄成分を配合したものが多くあります。

高級アルコール系|少量で泡立つ

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ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどの成分は、高級アルコール系の洗浄成分です。少しの量でよく泡立ち、頑固な汚れもすっきり落とせることから、コスパが高い洗浄成分とされています。その一方で、デリケートな肌の猫には刺激が強すぎることもあるので注意が必要です。

余分な皮脂で肌がべたついている猫に適しています。

アミノ酸系|皮ふや被毛に負担が少ない

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ラウロイルサルコシンTEAやココイルグルタミン酸TEA、ココイルアラニンNaなどはアミノ酸系の洗浄成分です。アミノ酸系の洗浄成分は、肌や被毛へのダメージが少なく、低刺激のものが多いのがポイント。デリケートな子猫でもやさしくしっかり洗えます。

洗浄力がマイルドなので、皮脂を取り過ぎてしまうおそれがなく、乾燥肌の猫にも適しています。

ベタイン系|マイルドな洗浄力

ベタイン系の洗浄成分は、マイルドな洗浄力でやさしい洗い心地です。単体では泡立ち過ぎないので、すみずみまでしっかり洗えるというメリットがあります。保湿力も高く、肌が乾燥しやすい猫や毛がごわつきやすい猫にぴったりです。

ベタインには静電気の発生を抑えるはたらきもあるので、長毛種の猫の被毛を美しくすこやかにたもつのにも適しています。

タウリン系|低刺激でもしっかり洗える

ラウロイルメチルタウリンNaやココイルメチルタウリンNaなどのタウリン系洗浄成分は、低刺激でしっとりとした洗いあがりが特徴です。肌にやさしいながらも汚れはしっかりと落とす洗浄力も兼ねそなえています。

乾燥から余分な皮脂が出やすくなっている猫や、肌がデリケートな猫に適している洗浄成分です。保湿に力を入れている飼い主さんは、ぜひ試してみてください。

たんぱく質系|ツヤツヤの毛並みに

ウロイルシルクアミノ酸Naやココイル加水分解コラーゲンNaなどは、たんぱく質系の洗浄成分です。シルクやコラーゲンから作られた成分を配合することで、被毛が美しくつややかに仕上がります。汚れを落とすだけでなく、愛猫の毛並みにもこだわりたい飼い主さんにぴったりです。

毛がもつれやすい長毛の子猫に使うことで、毛並みがサラサラになりもつれにくくなります。

【3】添加物の有無をチェックする

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猫のデリケートな肌は、着色料や香料などの添加物によって刺激を受けることがあります。愛猫の肌のことを考えるなら、できるだけ添加物が使われていないシャンプーを選びましょう。

ただし、防腐剤や保存料が配合されていないシャンプーは、どうしても開封後の劣化が早くなります。劣化したシャンプーは肌トラブルの原因になることもあるので、シャンプーを開封したらなるべく早めに使いきるようにしてください。

ペット専門エディター&ライターより
シャンプー前にやっておきたいこと

【エキスパートのコメント】

シャンプーを選ぶときには、成分表示を確認して、どんなシャンプーなのかを確認してください。猫はあまり洗わなくてよいといいますが、子猫はじょうずに体を舐めることができないので体が汚れがちです。汚れが目立ってきたらシャンプーしてあげましょう。

シャンプー前には、ブラッシングをして、爪を切っておくことをおすすめします。汚れが落ちやすく、また暴れても怪我をしなくてすみます。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)