東京モノレールの大井競馬場前駅が8月3日にリニューアルオープンを迎える。競馬のルーツがヨーロッパ貴族のスポーツにあることにちなみ、「優美な大人の遊び場」を意識したデザインを取り入れた。

  • 大井競馬場前駅外観

大井競馬場前駅では、駅舎の内装(床・壁・天井・照明)を改修したほか、改札・券売機周り装飾、2階への階段改修、駅務室内の美化、駅舎本屋と駅舎海側のライトアップ設置、駅構内だれでもトイレ・旅客用トイレ改修と、多岐にわたるリニューアルを行った。駅利用者が駅舎内の空間を「流れる」領域・「立ち止まる」領域を色と素材の違いで表現し、落ち着いた素材の中に真ちゅう色を差し込むなど、「サロンのような上品な空間」の実現をめざしたという。

リニューアルにあたり、日本ホッケー協会とのタイアップも実現。昨年7月、大井ふ頭中央海浜公園に大井ホッケー競技場がオープンしたことから、「ホッケーの聖地」として沿線を盛り上げるべく、駅舎外部に日本ホッケー協会のロゴを設置するとともに、駅舎内でホッケーに関する展示を行う。

  • 「流れる」領域イメージ

  • 「立ち止まる」領域イメージ

8月上旬には、しながわ観光協会による「しながわ観光情報コーナー」を改札前に開設。駅周辺の魅力や品川区のおすすめスポットなどの各種情報を提供する。

リニューアルオープンと同時に、LED投光器やスポットライトによる駅舎の壁面・屋根・ホーム下部鉄骨構造のライトアップも開始。季節ごとにさまざまな色で演出する予定で、当面は医療従事者への感謝の気持ちを込めたブルーでライトアップする。点灯時間は18~22時(冬季は17~22時)。なお、大井競馬場前駅がリニューアルオープンを迎える8月3日、LEDで装飾した「東京モノレール ILLUMI WHITE号」「東京モノレール ILLUMI GOLD号」の運行を予定している。