Visaは7月16日、世界中の交通機関でタッチ決済の導入が加速していることから、さらなるオープン決済テクノロジーとモビリティーソリューションを提供すべく、Cubic Transportation Systemsとのパートナーシップを拡大したことを発表した。

  • 世界中でタッチ決済による乗車が普及。Visa、Cubicとのパートナーシップを拡大し、さらなる未来の運賃支払い実現へ

    世界中でタッチ決済による乗車が普及。Visa、Cubicとのパートナーシップを拡大し、さらなる未来の運賃支払い実現へ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、交通機関利用による感染リスクの高さが懸念される一方で、経済の回復に向け交通機関の担う役割は重要であり、世界中の都市や交通機関が、移動手段の安全性、信頼性、効率性を模索している。

すでに、世界中の交通機関がマスク着用の徹底や24時間の消毒体制など様々な取り組みに投資しているが、特に、タッチ決済の導入が急速に進んでいるという。

運賃のタッチ決済は、4月に全世界で最低に落ち込み、現在も流行前の水準には回復していないものの、この2カ月で上昇傾向にあり、6月末までに187%増に回復。タッチ決済は、今やスピーディーな支払いのために持っていると便利なものというだけではなく、安全確保のために欠かせないものと認識されていると言える。

現在Visaは世界各地で500件以上の交通機関プロジェクトを進めており、数々の都市でタッチ決済ソリューションの導入を支援。このような新たな状況に対応するため、このほどCubic Transportation Systemsとのパートナーシップを拡大した。国際的に展開する信頼性の高いネットワークと、Cubicのインテリジェントな交通ソリューションのインテグレーターとしての専門性を組み合わせ、世界のさらに多くの人にオープン決済テクノロジーとモビリティーソリューションを提供していくという。