カンテレ新人の山本大貴アナウンサーが、あす21日に放送される同局のバラエティ番組『ちゃちゃ入れマンデー』(毎週火曜19:00~ ※関西ローカル)で、人生初ロケに挑戦。スタジオでは、父・山本浩之が見守る。

  • 初ロケの山本大貴アナ(左)と、スタジオで見守る山本浩之=カンテレ提供

今回は「関西のご当地チェーン店大調査SP」と題して、関西のなかでもある特定のエリアだけにしかなく、地元民に圧倒的に支持されている地域限定の“ご当地チェーン店”を一挙紹介。奈良県出身の大貴は「奈良のご当地チェーン店」のリポートを担当し、その特徴的な外観が自慢の「奈良のご当地チェーン店」の本店におもむくと、「人生初ロケなんです!」と緊張しまくりだ。

食レポに挑むも、スタッフから「撮り直しナシの一発勝負で」とムチャぶりされ、お店自慢の人気商品の味をリポートすることになる。失敗は許されない崖っぷちに追い込まれ、「プレッシャーがすごい…」とドキドキの大貴。そのVTRを、スタジオでハラハラと見守る父・浩之は、息子に聞こえないにもかかわらず、「よし、がんばれ!」とモニターに向かって熱い声援を送る。

大貴は、今回の初ロケに臨むにあたり、元カンテレアナウンサーである父から「思いっきりやれよ!」と声をかけてもらったが、具体的なアドバイスは一切なかったという。初リポートは「少なくとも、上手くできたとは言えない出来になったと思います」と厳しめの自己評価。

「カンテレのアーカイブ映像で、父の若かりし頃の映像を見て勉強したのですが、父みたいに最初からのびのびできる人はいない、見習わなければと思いました」とアナウンサーの先輩としての父に敬意を表し、自身のリポートに関しては「カメラが回った瞬間、何かしゃべらないと!と思うのですが、言葉が出てきませんでした。このVTRを父が見ると思うと、褒めてもらいたいという雑念も入ったのかもしれません」と振り返った。

一方、息子のVTRを見た浩之は、スタジオ収録後に「自分の新人時代と重ね合わせながら、ハラハラドキドキしながらVTRを見ていました。最初の仕事というのは緊張するものだし、別の見方もされるから正直やりにくさもあるでしょう。最初からそつなくできても面白くないですしね」と息子をねぎらった。

息子からは“最初からのびのびしていた”ように見えたそうだが、自身の新人時代については「全然そんなことなかったです。僕も新人の頃は何回も緊張したし、失敗して怒られました」と告白。ちなみに、浩之の初ロケも同じく奈良で、ボケ封じ地蔵にお参りに来る高齢者へのインタビューだったという。「初ロケはただもう夢中で、何もできませんでした。とにかく与えられた仕事をやり遂げなければ、という気持ちでいっぱいでした」と当時を振り返った。

また、アナウンサーの先輩として、あえて大貴にアドバイスをしなかった理由に関して、「自分のスタイルを求めている時というのは、人のモノマネであっても試しながらやるもの。新人の今はいろんな人を見ながら、自分のスタイルが絞れてくるものだと思います。自分が新人だった時も『バラエティならこれかな?』などと、手探りで研究をしていましたね。だから息子にもあまりアドバイスはしないんですよ。絶対にその通りうまくいくことはないので。ただ『思いっきりやれよ』という感じですね」と語り、息子へ熱いエールを送っていた。