日本発祥のハンバーガーチェーン「モスバーガー」。その店名でもおなじみの定番の商品、「モスバーガー」(単品343円)に使われているミートソースが、7月16日にリニューアルされた。
今までのソースからどのような変化を遂げたのか、また、同日より新たに登場する、お子さま向けセットメニュー「ワイワイモスバーガーセット<スライスチーズ入り>」はどのような仕上がりとなっているのか。さっそくいただいてきた。
新しくなったミートソースのこだわりは?
1972年の創業以来、看板メニューとして人気の「モスバーガー」は、累計12億8,900万個を売り上げる。その量は、モスバーガーを積み上げると地球約3周分、使用されたミートソースは25メートルプール約78個杯分に相当するそう。
これを聞いても想像するのはなかなか難しいが、私たちにとって"モス"と言えば「モスバーガー」というほど馴染みの商品であることは間違いない。そんな「モスバーガー」は、実はこれまでに12回リニューアルされており、今回は2017年7月以来3年ぶり13回目のリニューアルとなる。
新しくなったミートソースのリニューアルポイントは2つ。「具材感のアップ」と「隠し味でコクをプラス」したことだ。今までより具材感を出すため、玉ねぎは食感が残るよう大小2種類のサイズにカットしてそれぞれ別のタイミングで加え、牛・豚の挽き肉も豚肉を少し粗めの挽き具合にしたそう。
また、ソースにコクを出すため、隠し味に液体塩こうじ、煮詰めた酢、にがりを使用。"洋"のミートソースに"和"のテイストを取り入れることで、味に奥深さを出し、私たちの舌に馴染みやすい"日本のミートソース"に仕上げたという。
メディア向け発表会では、今までのソースとリニューアルされたソースの食べ比べを実施。実際に食べてみると、その違いに驚きを受けた。
リニューアルしたソースは、今までのソースに比べ、具材が大きくカットされていることから、素材の食感をダイレクトに感じられる。また、ベースとなるトマトの味わいだけでなく、隠し味の塩こうじやにがりのおかげで、肉のうまみが引き立ち、食べ進めるごとにソースのコクが増していく。
旧モスバーガーももちろん美味しかったが、新モスバーガーはコクのあるミートソースが、ジューシーなパティや輪切りのトマトと絶妙なバランスを生み出し、より食べ応え抜群な一品に仕上がっていた。
新メニュー"お子さま向けセット"も登場
同日からは、お子さま向けセットメニュー「ワイワイモスバーガーセット<スライスチーズ入り>」が登場。ハンバーガーにフレンチフライポテトとドリンク、親子で楽しめるオリジナルおもちゃが付いてくる。
セットのバーガーは「モスバーガー」と比べ、バンズやパティは同じ大きさだが、ソースを子どもも親しみやすいように改良。マスタードや玉ねぎを抜き、ケチャップを入れることで優しい味わいに仕上がっている。
また、ミートソースの具が少ないので、モチモチしたバンズの食感やスライスチーズの濃厚さがクセになる一品だ。セットは大人も注文OKとのこと。
今年の夏はモスバーガーでおいしく楽しいおうち時間を
このほか、モスバーガーでは期間限定で「フルーツティー」(Mサイズ 426円、Lサイズ 630円)と「タピオカフルーツティー」(Mサイズ 630円、Lサイズ 695円)も新発売。
凍らせたフルーツが入った「フルーツティー」は、紅茶のすっきりとした味わいを冷たいフルーツと楽しめる夏にうれしい一杯となっている。
なお、今回リニューアルされたミートソースは、テイクアウト需要も考慮して作られ、冷めてもおいしくいただけるそう。暑くて外に出たくないこれからの季節、新モスバーガーはおうち時間の定番になるかもしれない。
※価格は全て税別