俳優の阿部サダヲと女優の松たか子が20日、テレビ朝日系スペシャルドラマ『スイッチ』(21日21:00~23:04)の“リモート会見”に出席し、2人でのラブシーンについて語った。

  • (上段左から)阿部サダヲ、松たか子 (下段左から)坂元裕二氏、月川翔氏 -テレビ朝日提供

撮影での様子について、阿部が「今回はセリフ量というか、2人で会話するシーンが多かったので、リハーサル始まる前に、プチ打ち合わせしましたよね」と振り返ると、「怖いからね(笑)。ボソボソやってました」という松。

脚本の坂元裕二氏が「いつもは『もう少し言いやすいようにしよう』とか気をつかうんですけど、お2人なら大丈夫かなと思って」と裏側を話すと、松は「ほんとですか(笑)」と笑顔を見せ、阿部も「そうなんですね(笑)。でもうれしいです。大丈夫だと思われてたとしたら」と応じた。

また、月川翔監督が「撮影中によく起きることなんですけど、キスシーンみたいな繊細なシーンを撮るときに、若い俳優さんだと現場に緊張感があることが多いんですけど、阿部さんや松さんは、自分が一番最後に演じたキスシーンの相手は誰だったかとかで盛り上がってて、余裕あるなって」と回顧すると、松は「わりと笑いの絶えないラブシーンだったというか(笑)。だから、お互い謝りましたよ。色っぽくならなくてすみませんって」と告白。

一方の阿部も「松さんがアカデミー賞帰りで、ハリウッドっぽくなってたから、監督が『外国っぽいラブシーンにしましょう』って」と振り返った。

視聴者から「お互いの第一印象と今の印象の違いは?」と質問が寄せられると、阿部は「変わってないんですよ」と回答。さらに、「完璧すぎないところが僕はすごく好きで。僕が初めて会ったときは自転車に乗れないということで、自転車に乗る練習をしていました」という暴露に対し、松が「(今は)まっすぐは大丈夫だと思うんですけど、カーブがちょっと…」と釈明すると、阿部は「じゃあ、変わってないですね」とツッコんでいた。

阿部が横浜地検みなとみらい支部勤務の駒月直を、松が直の元恋人で横浜ゴールド法律事務所の敏腕弁護士・蔦谷円を演じる同ドラマ。直が担当する「みなとみらい連続突き飛ばし事件」でついに死者が出てしまい、事件が一気に深刻化する中、絶対に刑事事件を引き受けないと決めていたはずの円が、連続突き飛ばし事件の被疑者を弁護することになり、元恋人同士の2人が、検事と弁護士として対峙(たいじ)する。