稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による新しい地図と日本財団が設立した「LOVE POCKET FUND」(愛のポケット基金)内「新型コロナプロジェクト」の第3弾支援として、公益財団法人 全国里親会に1974万円を寄付することが20日、明らかになった。

  • 第1弾の支援先から届いた写真(子供たちへの食事提供)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う里親家庭内での感染予防、里親家庭で陽性患者が出た場合の感染拡大防止、並びに親が新型コロナウイルスで養育が困難となった子どもの受け入れ対応等を目的に、全国約7000箇所の里親家庭に衛生用品(消毒用アルコール、非接触型体温計、防護服等)の支援を行う。

今もなお、外出の制限が伴うコロナ禍において、里親家庭の孤立を防ぐため、オンライン環境の整備をし、オンライン研修や面談を実施する。

同基金は、「生きにくさ」を抱えている女性や子ども、地方創生に関わる支援が目的。まずは新型コロナウイルス対策として、最前線で闘っている医療関係者やその家族の支援、両親・ひとり親感染家庭の児童の預かりなどの支援を行うことを目的として、「新型コロナプロジェクト」を立ち上げ、新しい地図として3000万円寄付した。

第1弾では、「全国こども食堂支援センターむすびえ」へ4125万円を寄付。新型コロナウイルスの影響によって給食など栄養のある食事を十分に接種する機会がなくなった生活に困っている世帯の子どもたちを中心に、全国各地域の子どもの居場所の運営団体が弁当や食材を提供、また、食事の配布・配達時に各種生活支援策の情報提供や、特に配慮が必要な世帯に対して相談等の個別支援を行うこととしているが、このたび、全国でコロナ対策緊急食支援を行う団体から116件の申し込みがあり、審査会で審査したうえで、採択団体67団体が決定した。助成対象期間は9月30日までとし、新型コロナウイルスの影響が深刻な5月の活動も対象。この事業により、約53,400人が支援を受けることができる。このたび、すでに「むすびえ」を通じて支援が届いている人たちからの写真も寄せられた。

第2弾では、医療従事者の移動支援として、1医療機関あたり100万円分、50カ所計5000万円分のタクシーチケットを提供。病院関係者から「夜遅くまで勤めている医師や看護師が多い中で、タクシーチケットの配布は、病院全体にとても勇気づけられるもので、本当に有難うございました。今まで、食料や飲料などの配布は多かったのですが、夜遅くに帰る人たちは、タクシーを使っていいという事で、とても助かったと聞いています。有難うございました」と感謝の声が届いた。

なお、6月18日9時30分時点での支援金額は、2憶6697万329円となっている。