JR九州は16日、豊肥本線の全線運転再開に伴う特急列車の運行体系について発表した。熊本~大分・別府間で特急「あそぼーい!」「九州横断特急」が運転され、熊本~宮地間では特急「あそ」が新設される。
豊肥本線は平成28年熊本地震で被災し、現在も肥後大津~阿蘇間が不通となっていたが、8月8日の始発列車から全線で運転再開する。
これに合わせ、豊肥本線の特急列車は新たな運行体系となり、特急「あそぼーい!」は運転区間を熊本~大分・別府間に変更。土休日を中心に、熊本駅9時9分発・阿蘇駅10時25分着・宮地駅10時35分着・大分駅12時17分着・別府駅12時32分着と、別府駅15時12分発・大分駅15時25分発・宮地駅17時5分発・阿蘇駅17時11分発・熊本駅18時29分着の上下各1本を運転する。
「あそぼーい!」を運転しない日は、同じ区間を同じ時刻で「九州横断特急71・74号」を運転。熊本~大分・別府間を毎日運転する「九州横断特急2・3号」も設定される。
熊本~宮地間では、新たに特急「あそ」を設定。この列車名は1992年7月から2004年3月まで熊本~別府間の特急列車として使用されたことがあり、豊肥本線の全線再開後もキハ185系にて運転するとのこと。熊本駅11時45分発・宮地駅13時7分着の「あそ3号」、宮地駅13時32分発・熊本駅14時47分着の「あそ4号」は毎日運転とし、夏休み期間を中心に、利用増加が見込まれる土休日等に熊本発宮地行の「あそ1・5号」、宮地発熊本行の「あそ2・6号」を運転する。