TOHOシネマズは2日、全劇場の営業を5日より再開すると発表した。同劇場は、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言を受け、4月8日から休館。同宣言の解除を受け5月15日から44劇場で営業を順次再開していたが、6月5日より東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県の23劇場も営業再開となる。

紙兎ロペ感染予防対策ポスター

営業再開に際し、新型コロナウイルス感染予防措置を徹底。出勤時の体温検査等、従業員への健康管理の実施、館内衛生の維持に努める。映画館の換気は、館内の空気が外気と入れ替わる空調システムを利用し、法律に基づいて定期的な換気を実施。来場者が手が触れる箇所の消毒・清掃の強化や、劇場入口・ロビー等への消毒液設置などを行う。また、5日より全劇場でサーモグラフィーカメラによる検温を実施予定。

ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保については、飛沫感染防止のため、原則、前後左右に1席ずつ間隔を空けたチェスボード盤方式で座席指定券を販売。ロビーソファー・ハイテーブルは撤去し、動券売機、売店等に並ぶ際の間隔を保つため、足元に目印をつける。間隔を空けた入退場を行う場合もあるという。

上映開始2日前より実施していた座席指定券の事前販売は当面の間、鑑賞日当日からの販売に。また、20時以降開始のレイトショーは休止する。