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【この記事のエキスパート】
暮らしスタイリスト・料理家:河野 真希
料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。
流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 簡単&時短料理が学べる『料理教室つづくらす食堂』主宰。
オイルスプレーは霧状に噴射することで、オイルの使用量を調節できるすぐれもの。 揚げ物なども簡単にオイルカットができるので、健康に気を遣う方や節約したい方にピッタリです。この記事ではオイルスプレーの選び方と、おすすめのオイルスプレーをご紹介しています。
ヘルシー志向、カロリーカットでダイエット中の方にぴったり
オイルスプレーの魅力
オイルをかけるとき、ドバっとでてしまったり一部分にだけかかったりとこんなはずじゃない! と思った経験はありませんか?
そんなとき、オイルスプレーならかけすぎる心配がありません。シュッとひと吹きするだけで、均等にかけることができます。カンタンにオイルカットできるのでヘルシー志向の方やダイエットしている方にもおすすめです。
オイルスプレーで揚げ物はできる?
揚げ物を作るには大量の油が必要になり、キッチンも汚れ、後片付けも面倒です。しかし、オイルスプレーを上手に使えば、使う油も節約でき、後片付けの手間も省くことができます。
作り方は小麦粉と卵、パン粉をつけるところまでは同じですが、油に入れるのではなく、表面にオイルスプレーを吹きかけ、オーブンに投入。こうすることで、ヘルシーにもなり健康に気を使っている人でも揚げ物を楽しむことができます。
上手な選び方のポイントをおさえよう!
オイルスプレーの選び方
自分にあったオイルスプレーをみつけるためにも、ここでは選び方のポイントをご紹介します。スプレーにもいろいろなタイプがあるので、自分の用途に合わせて便利だと思うものを選んでみてくださいね。ポイントは次のとおり!
【1】噴射タイプ
【2】容器の大きさ
【3】素材
【4】目盛り
【5】オイル以外にも使用できるか
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】噴射タイプで選ぶ
オイルスプレーの噴射はいくつかのタイプに分かれます。広範囲を一気に吹きかけられるものや適量分だけ噴射できるものなど、自分に合うタイプのスプレーを選びましょう。調理スタイルや用途によって使い分けるのもいいですね。
加圧タイプ|広範囲に一気に噴射できる
料理にオイルを混ぜるときやフライパンに油を引きたいときは、広範囲に一気に噴射できる「加圧タイプ」を選びましょう。加圧タイプは蓋をポンピングして、なかを加圧することで一気に噴射させることができます。こまかい霧状になって油がでてくるので、かけすぎる心配もありませんよ。もちろん、少しだけ油を使用したいときでも活躍してくれます。
ただ、ひとつ注意しなければいけないのが使い方です。慣れないうちは、何度もポンピングしないと油がでなかったり、いきなりドバッとでてしまったりすることもあります。慣れれば一吹きでカンタンにかけられるので、ぜひ試してみてくださいね。
グリップタイプ|適量をカンタンに出せる
必要な量だけを使いたい、調理効率をあげたいという方は「グリップタイプ」を選びましょう。グリップタイプはノズルをグリップして噴射するものです。霧吹きのようなイメージですね。必要なぶんだけをすぐにだせるため調理の効率もあがりますよ。
ただ、こちらも注意点があります。加圧タイプよりも粒が粗めなので、広範囲にまんべんなく吹きかけたいときにはあまりおすすめしません。手軽にオイルカットをしながら調理時間を短縮したい方におすすめです。
【2】容器の大きさで選ぶ
容器の大きさを確認するのも重要なポイントです。利用頻度が少ない場合は小さいサイズを、使用頻度が高い場合には大きいサイズをというように、あなたの利用シーンや使用頻度をイメージしながらサイズも選んでみてください。
50ml程度|酸化するのが心配な方に
油が酸化してしまうのが心配な方は「50ml」程度のものがおすすめです。使用頻度があまり多くないのにサイズの大きいものを持っていても油が劣化したり、酸化したりしてしまう可能性があります。いつもの料理でそこまで油を使わない方はサイズの小さいものを選んでみましょう。
また、小さい容器だと手に取りやすく調理のときに使いやすいでしょう。
200ml程度|使用頻度が高い方に
使用頻度が多い方には「200ml」程度の少し大きめのタイプがおすすめです。使用頻度が高いのに小さめのサイズを選ぶと、何度も詰め替えをすることになり時間や手間がかかってしまいます。
ふだん料理するときにどれくらい油を使用するかを考えてから、容器のサイズを選んでみてくださいね。
【3】ボトルの素材で選ぶ
ボトルの素材で選ぶのも重要なポイントです。ガラス製・ステンレス製・プラスチック製の3種類があります。
それぞれの特徴を説明しますので、自分にとって使い勝手がいいボトルタイプを選んでみてくださいね。
▼ガラス製
耐久性があり、比較的カンタンに油が落とせるので洗いやすくお手入れがしやすい。
▼ステンレス製
油のベタつきを落としやすく、落下しても破損しないので安心です。
▼プラスチック製
軽くて手軽に使える。BBQなどで持ち運びたい時にもおすすめです。
【4】分量を測りながら調理できる目盛りつきもおすすめ
オイルスプレーには目盛りつきのものがあります。小さじ1杯や大さじ1杯と言われても、目盛りがなければなかなか測りづらいですよね。目盛りがあればカンタンに計量できるので、時短にもつながります。
5mlごとの目盛りがあれば、小さじや大さじでの分量を計りたいときにも、その目安となります。また、目盛りを意識することで、自然とオイルカットにもつながるでしょう。
【5】オイル以外にも使用できると便利!
実はオイルスプレーはオイル以外の調味料を入れても使用できます。醤油やアルコールなど、量を抑えたい調味料はいくつかありますよね。オイルスプレーを使うことでカロリーカットだけではなく、塩分カットも叶ってしまいます。
ただし、中に入れるものによっては詰まってしまうこともあるので、どのオイルや調味料に対応しているのかをしっかり確認しておきましょう。
暮らしスタイリストがアドバイス
【エキスパートのコメント】
油を減らしてカロリーオフしたいときや料理を油っぽくさせたくないとき、油の使用を減らして節約をしたいときにも便利なのがオイルスプレー。お菓子やパンを作るときにも活躍します。
オイルのベタつきが洗いやすく、お手入れしやすい素材だと便利。また、オイルスプレーは一見しただけでは使い方がわかりにくい商品が多いです。面倒でも説明書をよく読んで、正しい使い方を把握することをおすすめします。