お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、19日深夜に放送されたフジテレビ系トーク番組『石橋、薪を焚べる』(毎週火曜24:25~)にゲスト出演。2018年3月まで21年半にわたって放送された同局系バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』を振り返った。

  • 石橋貴明と岡村隆史

とんねるずの石橋貴明が、ちょっと話してみたいゲストを毎回迎え、じっくり語り合う同番組。石橋から「今年で50歳?」と聞かれた岡村は、「50歳です。きましたね。自分が50歳になるって想像してなかったですけど…」と話した。

そして、岡村は「全国にバッと出たのって『ねるとん』の芸能人大会。あの日で変わった。『ねるとん』とたけしさんの『お笑いウルトラクイズ!!』が1週間のうちに立て続けに放送されて、買い物に行こうと思って大阪のアメリカ村に行ったら『ねるとんのヤツや』『お笑いウルトラクイズのヤツや』って指さされて、ぞろぞろみんなついてきて」と転機を語り、「それがすごいうれしかった。芸能人になったという思いがそこで初めて。テレビに出たいなと思ってやってきて、テレビに出て、テレビに出ていたヤツやって言われる快感がすごかったです」と振り返った。

石橋から「自分らが売れたとか、視聴率自分らの番組で取ったとかで、やったーっていうのはないの? 『めちゃイケ』で30%超えたとか」と聞かれると、「その時に貴明さんも『すごい。真面目にお笑い番組やってたらこうやって結果は出るんだな』って言ってくれはって、確かになかなか30%取るっていうのもあれでしたけど、それよりも『めちゃイケ』とかに関してはとにかく必死でやっていましたので。30%取ったとかそんなのはあんまりなかったですね」と打ち明けた。

また、石橋が「なんで『めちゃイケ』メンバーやスタッフと、終わってから飯食いに行くとか酒飲むとかなく…わざと距離を置いていたの?」が尋ねると、岡村は「そういう感じでもなかったんですけど、自分がいろいろとピリピリしている部分もあったでしょうし、みんなが気を使ってくれていたのかなという気もしますし、必死でやっていたのでそこまで人付き合いまで気が回ってなかった」と告白。

石橋は、自身が『めちゃイケ』にゲスト出演した際、収録後に岡村も含めてみんなで話をした思い出を語り、その時に「あんな普段話してくれないですよ。岡村さんは終わるとまっすぐ帰っちゃう。岡村さんは自分の殻に入って出てこないですよ」という話を聞き、「え! なんで!? みんなとわいわい話してやってるんじゃないの? 岡村ってそういう感じで番組作ってるの?」と驚いたという。

石橋は、相方の木梨憲武やスタッフといつも飲んだり食事をしたりして、「次何やろうか」などと話していたそうで、「そんなに距離を保ちつつ、あんな長続きしているの? ってすげーびっくりした。対極のところにいた」と語ると、岡村は「僕らは学校みたいな感じでしたから。総合演出の片岡飛鳥さんがいて、そこでいろんなことを学んでいくしかなかったので、ご飯を食べに行ってわいわいするという感じではなかった」と明かした。

さらに、「別に避けていたわけでもなんでもなかったんですけど、みんなずっと仲間ですし。やっぱり自分がちゃんとやらなあかんという回が出てくるので、そのときはみんなピリピリしますし、わいわいがやがやというのではなく、やりやすい空気を作ろうと思っていました。僕はピリピリする回数が多かったので、責任をとらないといけない企画も多かったので、みんなが気を使ってくれていたんだろうなって。今は普通にしゃべったり連絡したりはするんですけどね」と語った。

そして、石橋が「50歳を迎えるにあたって、番組を作っていく中でのアプローチは変わってきている?」と尋ねると、岡村は「スタッフの方とできることなら食事に行っていろんな話を聞いたり、コミュニケーションは昔と違ってとらないと…っていう感じにはなっていますね。そこはちょっと変わったと思います。コミュニケーションをとらないといけないなとは思っています」と変化を明かした。