• 『ヒルナンデス!』演出の五歩一勇治氏

南原が作詞・作曲し、月曜の期間限定シーズンレギュラーになった島太星が歌う「みんなに逢いたい」も、過去の名場面をバックに希望に満ちた歌詞とリンクさせた動画が話題だ。

「せっかく4月からシーズンレギュラーになったのに、北海道から東京に来れず、『ヒルナンデス!』のスタートラインにも立てないでいると島くんがずっと言っていたら、南原さんが突然『俺、曲作ってみようかな』とおしゃってくれて実現したんです。(新型コロナウイルスに感染した森三中の)黒沢(かずこ)さんがお休みされていたので、彼女へのメッセージもあると思うんですけど、友達に会えない人の思いなども南原さんが歌詞に乗せてくれて、人の心に響く歌声も相まって、本当に今だからこそできた曲だと思います」

■10周年へ「視聴者への恩返しも」

2011年の春にスタートし、10周年に向かっていく同番組だが、「ブレずに変わらず、今のお昼にいかに笑いと元気を届けることができるか。これだけを突き詰めていく、ということに尽きます。アニバーサリーでもあるので、『ヒルナンデス!』として視聴者の皆さんに恩返しするような企画もお届けできれば」と意欲。

具体的に、小林拓弘プロデューサーは「今、コロナの状況もあってリアルの価値が高まっていると思うので、OAとかウェブだけじゃなくて、イベントや商品コラボなど、リアルの世界に『ヒルナンデス!』が出て、主婦の方やお子さんに届くものができればと思っています」と構想を語ってくれた。

現在、5月末の締め切りで、プロ・アマ問わず番組テーマソングを募集中。五歩一氏は「かなりいろんな方から応募を頂いているので、今後、番組内で随時『こんな方がこんな曲を作ってくれました』とお伝えしていきたいと思っています」と話している。

●五歩一勇治
1977年生まれ、01年に日本テレビ放送網に入社し、『進ぬ!電波少年』のADを務める。04年日テレ アックスオンに入社し、『のどじまん THEワールド!』(11年~)企画・演出、『歌唱王~全日本歌唱力選手権~』(13年~)企画・演出で、南原清隆と初仕事。12年には映画『ヒノマル♪ドリーム』の監督を務め、17年12月から『ヒルナンデス!』演出。