「1000万円貯める! 」と目標を掲げても、一朝一夕に貯まるものではありません。特に、これまで節約や貯蓄が苦手だった人にとっては、どうしたらお金が貯まるのか、方法もわからず、難しく感じる人もいるかもしれません。

  • 1000万円貯めた人の朝のルーティン、「30分早起き」でお金が貯まる

ある日、突然、「節約上手」や「貯蓄体質」になることは難しいですが、貯めている人の真似をすることで、それに近づくことはできます。しかも、そんなに難しいことではなく、ごくごく普通にできることなら、真似をするハードルがグッと低くなるはず。

そのひとつが「貯めている人の朝のルーティン」。実は、お金を貯めている人が朝やることには、驚くほど共通点があるのです。特別なことはひとつもないので、真似するのは簡単。貯めている人が朝やっていることを真似してみませんか?

朝30分、早起きする

貯めている人の生活は、基本的に「早寝早起き」です。とはいうものの、日の出とともに起きるなんてムリなことはしません。ムリして早起きして寝不足になっては、かえって効率が悪くなります。

貯めている人の起床時間は、だいたい6時から6時半の間で、それほどムリな時間帯ではありません。この時間帯を参考にして、これまでの起床時間よりも30分早く起きて、朝の時間を有効活用してみましょう。

お湯を沸かして温かい飲み物を飲む

貯めている人の多くが実践しているのが、朝、お湯を沸かすこと。冬場はもちろん、夏場でもお湯を沸かします。電気ケトルを使えばあっという間に湧きますが、ヤカンをガスコンロにかけて沸かす人も少なくありません。なかには「湧くのを待っている時間で、自分をリセットできる」という人も。

お湯を沸かしたら、それで温かい飲み物をいれます。日本茶、コーヒー、紅茶(白湯を飲むという人も)と好きな飲み物をいれて、体を目覚めさせます。

朝食作りのついでに"詰めるだけ"弁当を作る

「お弁当を作る」と聞くと、とてもハードルが高そうですが、貯めている人が作っているお弁当は、あるものを詰めるだけ。昨日の夕飯の残りおかずとレンジでチンした冷凍食品を詰め、白いご飯にふりかけをパラリでOK。

「朝、フライパンを使うのが面倒なので卵焼きを作ったり、ウインナーをソテーしたりはしません」という人もいます。詰めるだけなので10分もあれば完成しますが、たったそれだけの手間でランチ代を浮かすことができます。これまで毎日ランチに1000円を使っていたらひと月で2万円以上ですから、大きな額を節約することができます。

夕飯の野菜を切る

朝食、お弁当ときたら、次は夕飯の下ごしらえ。下ごしらえといっても、ややこしいことはしません。夕飯のおかずに使う野菜を切るだけです。

実は、調理で以外と手間がかかるのが野菜を洗って切ること。カット済みの状態でスタンバイしていれば、あとは炒める、あえる、盛りつける……だけ。

何日分もまとめて切って、小分けして、冷凍するのは面倒ですが、その日使う分だけを切って保存容器や保存袋に入れるだけなら簡単です。それだけで夕飯作りがラクになるほか、「作るのが面倒だから外食しちゃおうかな……」といった外食の誘惑にも負けません。

天気予報を確認する

1000万円貯めている人で、「家にコンビニで買ったビニール傘がある」という人はほとんどいません。その理由は、朝出かける前に天気予報を確認して、雨の予報の場合は折りたたみ傘を携帯するから。貯めている人は、出先で急に雨に降られてコンビニでビニール傘を買うようなムダな出費はしません。

また小さく折りたたんだエコバッグをカバンの中に常備しているので、仕事帰りにスーパーに寄っても、レジ袋を購入することはありません。小さなムダ使いをしないための"リスクヘッジ"ができているのが貯まる人の共通点です。

朝時間で情報をチェックする

貯めている人は、メールやSNSで個人的な情報をチェックしたり、スマホの情報サイトで今日のニュースをザっと確認したりと、朝時間のなかで情報を取り入れます。

なかには、「情報はスマホではなく、あえて新聞から収集する」と、朝の時間に新聞を読む人もいます。新聞派の人は少数ですが、「スマホは便利だけど、新聞にはスマホでは得られない知識や情報が載っています」という声も。

いずれにしても、貯めている人は、朝の時間を情報収集に活用しています。

まとめ

「早起きは苦手」「朝は1分でも寝ていたい」という人も、1000万円貯めるためのファーストステップだと思って、30分早起きしてみませんか? 朝の30分から生活習慣に変化があらわれて、貯まる生活が始まるかもしれません。