フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、コロナ禍に翻ろうされる銀座のママを追った『銀座の夜は いま… 菜々江ママの天国と地獄』を、3日に放送する。

  • 新年初営業日の菜々江ママ=フジテレビ提供

銀座歴20年のホステスで、高級クラブの若きオーナーママである唐沢菜々江さん(46)。今、銀座で最も勢いがある彼女が経営するのは、銀座の一等地にある「クラブNanae」。自身の名前をつけたこの店は、連日連夜客で賑わい、月に1億円を売り上げる銀座屈指の一流クラブだ。

昭和、平成、令和と流れ行く時代の中で、銀座のクラブは全盛期の半数に減少。そんな荒波の中で、「夜の銀座」を生き抜いてきた菜々江ママは、銀座の伝統を重んじる一方で、YouTubeやインスタグラムなど、“型破り”とも思える手法で、銀座の魅力を世の中に発信し続けている。それが、自分を育ててくれた、愛する街への「恩返し」だというのだ。

さらに、経営者の顔を持つ彼女は、SNSを活用して人材を集め、新たな事業を次々と展開。まさに“向かうところ敵なし”順風満帆の日々だった。

しかし2020年、新型コロナウイルスが世界を襲う。東京都の外出自粛要請や政府の緊急事態宣言によって遠のく客足。夜の銀座から人々が消えた。オープンを間近に控えていた新規ビジネスの美容サロンの工事も完全にストップ。そしてついに、クラブNanaeは、休業に追い込まれる。

営業再開の見通しが立たないまま増え続ける赤字。クラブを倒産させまいと、金策に奔走する菜々江ママ。カメラが追った銀座のママの「天国と地獄」。銀座の夜は、いま…。

  • 接客中の菜々江ママ(右)=同

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