銚子電気鉄道はこのほど、笠上黒生駅の待合室のリニューアル工事が完了したと発表した。千葉土建一般労働者組合の青年部から、「結成30周年を記念して後世に残るものを寄贈したい」と申し出があり、工事が行われたという。

  • リニューアルした笠上黒生駅の待合室と、工事に携わった千葉土建一般労働者組合青年部のメンバーら

リニューアル工事では、県内各地から集まったのべ50人以上の職人が泊まり込みで作業を行い、約3週間かけて昔の客車を思わせる大正ロマン風の待合室に生まれ変わらせた。壁面には、青年部が今年2月に実施したイベントでこどもたちが制作したモザイクタイルを埋め込んでいる。

銚子電気鉄道はリニューアル工事の完了に合わせ、「今回の危機的状況を必ず乗り越えて行くことを誓いつつ、絶対にあきらめない精神で次の時代にバトンをつないでいけるように奮闘してまいります」とのコメントも発表している。