JR九州は21日、緊急事態宣言が全国へ拡大され、とくにゴールデンウィーク期間において、不要不急の帰省や旅行など県をまたいだ移動を避けるよう要請があったことを踏まえ、5月2~6日に同社管内のすべての在来線特急列車を運休すると発表した。

  • ゴールデンウィーク期間中の5月2~6日、JR九州管内の在来線特急列車はすべて運休に

JR九州では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、4月15日に一部の新幹線・在来線の運転休止とD&S列車の全列車運転休止を発表していた。その翌日、4月16日に緊急事態宣言が全国へ拡大されたことを受け、ゴールデンウィーク期間中の在来線特急列車の運休を決定した。

ゴールデンウィーク期間中の5月2~6日、すでに全便運休が発表された「ハウステンボス」「ゆふ」「かいおう」に加え、「かもめ」「みどり」「ソニック」「きらめき」「にちりん」「にちりんシーガイア」「きりしま」「ひゅうが」も全便運休が決定。これにより、期間中に運転予定だった特急列車(定期列車・臨時列車)計1,402本すべて運転を休止する。九州新幹線と在来線の快速・普通列車は通常通り運転する。

なお、車両運用上の都合により、5月1日に運転を予定していた「かもめ45号」「かもめ103号」「みどり30号」「ソニック201号」「ソニック102号」「きりしま82号」の特急列車6本も運休となる。

運休による旅行の見合わせについては、無手数料にて払戻しを実施する。運休となる列車の指定席券を持っている場合、近くのJRの駅窓口にて指定席の変更も受け付ける。JR九州インターネット列車予約できっぷを予約した場合は、予約サイトの「重要なお知らせ」欄もあわせて参照とのこと。