お笑い芸人の有吉弘行が、10日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(毎週金曜20:00～20:54)の2時間スペシャルで、オール巨人の弟子時代について語った。

有吉弘行

18歳のときに8カ月間、オール巨人に弟子入りしていた有吉。「本当に気が利かなくて巨人師匠の弟子クビになってる」と告白し、「巨人師匠には『お前は愛がない』って言われた。『お前は俺のことを好きじゃない。そうだろ!』って言われてあわあわしちゃった。『なんであわあわするんだよ! 好きです、でいいだろ!』って」とエピソードを明かした。

そして、「ダメだね、気が利かないんだよね。おしぼり作っておいてって言われてもタイミングが、なんでもダメね。もう1人の弟子は上手にやるんだ。気が利くんだ。同じ18歳でも僕は全然気が利かない。どうしてこんなに気が利かないかなっていうくらい気が利かない。人の気持ちがわからない」と反省しきり。

マツコ・デラックスが「でも、そこで気が効きすぎる人は有吉さんみたいになれてないと思う。師匠格の人もわかってるんじゃないかな。なんでもかんでもきれいにできる人は芸人さんとしてはまた違うんじゃないの」と言うも、有吉は「本当にダメなんだよ。本当に気が利かないから。巨人師匠が『今日うち来て好きな服持って帰っていいよ』って言ってもすぐいけない。ちょっと見ちゃうんだよね。かわいげないんだろうな」と語った。

さらに、「エレベーターの『閉』を押しちゃう」という失敗や、「ペーパードライバーなのに『運転できます』ってウソついてるから。『R』を『Run』だと思って、後ろ金網バーンって」と、間違えて「リバース」を押して金網に激突したエピソードも告白。「今おじさんになって話していると笑ってるけど、当時の巨人師匠には笑えない。ただただイライラするやつだなって感じだったと思う」と振り返った。

そして、「萎縮しちゃって何にも言えないし、なんでそんなに怖がってんだよって思ってらっしゃっただろうし」と回想。マツコが「弟子と師匠との関係性が向いてないと思ったんじゃない?」と推測すると、有吉は「巨人師匠は8カ月くらい経ったときに『社会勉強しなきゃダメだな。2年間どっか仕事するなりバイトするなりして社会勉強してから戻ってきなさい』っておっしゃられたから、やっぱそうだ。高校卒業してすぐはちょっとこの子には無理だなって思ったんだ」と話した。