フジテレビは6日、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、小規模番組以外のロケやスタジオ収録を「当面の間控える」と発表した。連続ドラマの撮影は休止する。

  • フジテレビ本社=東京・台場

同局は「ごく小規模の関係者で感染防止対策を充分に講じることができる番組以外の、ロケやスタジオ収録を当面の間控えることにいたしました。収録を休止する番組、期間に関しましては、今後個別に判断してまいります」と方針を発表。

これに伴い、9日スタート予定だった石原さとみ主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(毎週木曜22:00~)は初回放送を延期し、放送日が決定するまでは、山崎賢人主演の『グッド・ドクター』(18年7月期)を再放送。織田裕二主演の月9『SUITS/スーツ2』(毎週月曜21:00~)については、予定通り13日の放送開始を予定している。

同様の対応としては、TBSがドラマやバラエティなどのロケ・スタジオ収録を19日まで見合わせ、テレビ東京が「原則として収録は中断」、日本テレビが6日から2週間程度ドラマ・バラエティのスタジオ収録やロケの休止を発表。

テレビ朝日は3日現在で、「制作上、安全対策に一定の限界があると思われる番組に関しては、収録を一時休止する」とし、対象番組や収録再開時期は個別に判断するとしている。

また、連続ドラマのスタート延期は、日テレが『未満警察 ミッドナイトランナー』『ハケンの品格』、テレ朝が『BG〜身辺警護人〜』、TBSが『半沢直樹』『私の家政夫ナギサさん』『MIU404』について発表している。