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【この記事のエキスパート】
自転車ジャーナリスト:菊地 武洋

自転車ジャーナリスト:菊地 武洋

80年代から国内外のレースやサイクルショーを取材するベテランジャーナリスト。分かりやすいハードウエアの評論は定評が高く、近年はロードバイクのみならず、クロスバイクのインプレッションも数多く手掛けている。グランフォンドやセンチュリーライドなど海外ライドイベントにも出場経験を持つ。単行本の他、自転車産業振興協会でプロ向け教本の監修も手掛ける。


軽量性とコンパクトさが魅力の折りたたみ自転車は、そのメリット・デメリットを考慮して選ぶことが大切です。ここでは、ダホンやハマー、ルノーなど、人気メーカーより、軽量コンパクトモデル・大径・9段変速など折りたたみ自転車の選び方とおすすめをご紹介します。

折りたたみ自転車の魅力とは?

その名のとおり、コンパクトに折りたためるのが最大の魅力である折りたたみ自転車。まずは、そのメリットとデメリットをみていきましょう。

メリット

RENAULT(ルノー) LIGHT8 AL-FDB140 ラグーンブルー 軽量アルミフレーム 14インチ コンパクト折りたたみ自転車 本体重量8.3kg 防錆チェーン/ステンレススポーク/スリックタイヤ/ポリッシュリム 【前後ハブ/ギアクランク:アルミ仕様】 高さ調整機能付きハンドルステム搭載 11263-3599:¥37,418 ( 2023年5月10日時点 )

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折りたたみ自転車のメリットは、車や電車など乗り物に載せて持ち運びできるという点です。旅行先でサイクリングしたいときにも、移動させやすいのが魅力。

また、駐輪場がない場合や盗難防止のために、自宅や屋内スペースに置けるのもメリット。コンパクトに折りたためるので、狭いスペースでも収納できます。なかには、コインロッカーにも入れられるミニマルサイズのモデルも。

操作しやすく漕ぎだしが軽やかで、街乗り用の自転車にぴったりです。

デメリット

JEEP折りたたみ自転車 2022年モデル JE-206G (SAND, バスケット付):¥37,980 ( 2023年5月10日時点 )

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もちろんメリットばかりではありません。コンパクト型ゆえのデメリットもあります。

たとえば、一般的な自転車よりも軽量なものが多いため、衝撃や振動を受けやすく、段差やガタついた道に弱いことがあげられます。また、細かいポジション調整ができないことや、タイヤのサイズが小さいぶん、長距離のサイクリングには向きません。

また、折りたたみ機構があるぶんメンテナンスの頻度も高くなります。気軽に乗れる自転車として購入することをおすすめします。

折りたたみ自転車の選び方

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ファスター 20インチ 折りたたみ自転車 FDB206 [シマノ6段変速/リモコンレバー付きLEDライト/リング錠/前カゴ/後パイプキャリア/前後泥よけ] 標準装備 パールホワイト YG-1436:¥40,017 ( 2023年5月10日時点 )

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まずは、折りたたみ自転車の選び方からチェックしていきましょう!

ポイントは下記。

【1】折りたたみ方で選ぶ
【2】重量をチェック
【3】ギア数をチェック
【4】折りたたみ時のサイズをチェック
【5】タイヤのサイズもチェック
【6】電動アシスト機能付きが便利
【7】付属の装備品もチェック
【8】安全性もしっかりと確認を

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】折りたたみ方で選ぶ

折りたたみ自転車の選び方でまず重要な折りたたみ方を確認しましょう。大きく、2つ折り、縦型、後輪の下に折りたたむタイプがあります。

2つ折りタイプ

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) 『折りたたみ自転車(AL-FDB161)』:¥23,003 ( 2021年6月15日時点 )

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フレームの中央部分にヒンジが用意されており、それを折り曲げるタイプの2つ折りタイプ。トップチューブを2つに折り曲げるため、前後のタイヤが並んだ状態になり、構造がシンプルなので折りたたみ後の状態がコンパクトになります。折りたたみ自転車のなかでもっとも一般的なタイプです。

縦型タイプ

ハリー クイン(HARRY QUINN) MOBILLY FIELD 特殊ウェザリング ヴィンテージ塗装 X型ワンタッチ折りたたみ自転車 12インチ 88215:

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前後のタイヤを地面につけたまま、尺取り虫のように、フレームを上方向に折りたたむことでコンパクト化する縦型タイプ。メリットはタイヤ前後とも地面と接地するため、そのまま立てておけることです。ただ、収納サイズは大きいことが多いので実際にどのような場所に保管するのか、あらかじめサイズを確認しておくほうがいいでしょう。

後輪を下に折りたたむタイプ

後輪をフレームの下に折り畳み、ハンドル部分もたたむことで3つ折りし、非常に小さな収納が可能な折りたたみ方です。輪行や車に積む場合はもっともコンパクトになることから扱いやすい折りたたみ方です。ただ、折りたたむのにテクニックが必要で手間がかかるため、毎日の通勤で使用したいというような使い方では、展開・収納に手間がかかるかもしれません。

【2】重量をチェック

RENAULT(ルノー)『PLATINUM MACH8(AL209)』:¥72,234 ( 2021年6月15日時点 )

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折りたたみ自転車は、折りたたんだ状態で持ち運ぶことができる重量なのかも重要なポイントです。重量を決める大きなポイントはフレームの材質。アルミフレームなどを採用している場合、10kg以下の軽量モデルのものが多いです。

ただし、軽量フレームになると価格が高くなる傾向があるので、予算とのバランスを考えて選ぶようにしましょう。

【3】ギア数をチェック

チャリンクス『ベルーガ』:¥22,598 ( 2021年6月15日時点 )

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タイヤの径が小さい折りたたみ自転車で長距離や坂道などを快適に走行するには、ギアの数がポイントになります。漕ぎ出しのときや上り坂に入れば軽いギアで、平坦に道を高速に進みたいなら重いギアで、という風に切り替えながら体力に合わせたギアを選択できるようになります。

街乗りから短いツーリングであれば6段、ロングツーリングを考えているならそれ以上を検討してみるとよいでしょう。ギア数が増えると重量とコストが上がりますので、バランスを考えた選択をしましょう。

【4】折りたたみ時のサイズをチェック

RENAULT(ルノー) LIGHT10 AL-FDB207 ホワイト 軽量アルミフレーム 20インチ シマノ7段変速 折りたたみ自転車 大型クランク52T採用 10.8kg 11280-1299:¥46,518 ( 2023年5月10日時点 )

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たとえば旅行先で自転車を持参して走りたいなど、持ち運びの機会が多いなら、折りたたんだときの収納サイズもどれくらいになるのかを確認しましょう。折りたたんだときにサドルやハンドルが飛び出さずに、できる限り小さなサイズになるといいでしょう。

同じタイヤ径であっても、折りたたみ方で収納サイズが大きく異なることがありますので、事前にチェックしましょう。

【5】タイヤのサイズもチェック

チャリンクス『ベルーガ』:¥22,598 ( 2021年6月15日時点 )

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タイヤのサイズ(タイヤ径)も快適な走行を目指すのであれば重要なポイントになります。10インチぐらいから、20インチを超えるモデルまであります。

タイヤ径が小さいほどコンパクトに折りたたみできますが、段差に弱いうえにスピードが出にくいという欠点があります。街乗り重視でそれほどスピードも出さないなら20インチ以下のタイヤ径を、コンパクトに収納したいけれど、走行性能は落としたくないなら20インチ以上のタイヤ径のモデルを選択するようにしましょう。

【6】電動アシスト機能付きが便利

折りたたみ自転車はタイヤ径が小さいため高速での移動がしにくく、出足が重い傾向にあります。快適に走行したいのであれば、電動アシスト付きを選択するのもいいでしょう。

価格的には高くなりますが、とくに坂道発進する場合に威力を発揮します。バッテリー部分がかさばりやすいですが、フレーム内にバッテリーを組み込んだモデルもあるので思ったほど収納サイズが大きくならない場合もあります。

【7】付属の装備品もチェック

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) 『折りたたみ自転車(AL-FDB161)』:¥23,003 ( 2021年6月15日時点 )

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泥よけやカゴ、ライト、鍵などの装備品も選択するうえでの重要なポイントになります。

泥よけがあればタイヤの回転によって泥が服に付着することを防いでくれて、雨の日などの走行でも快適です。また、日常使いメインなら買い物に必要なカゴや、視認性確保するライト、盗難防止のための鍵も装着されていれば別途用意する必要がなくなります。

【8】安全性もしっかりと確認を

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)『ファスター(FDB206)』 :¥25,774 ( 2021年6月15日時点 )

出典:Amazon

折りたたみ自転車は、普通の自転車と違い、折りたたむための機構が必要であるため、より頑丈で安全性を重視しなければなりません。

折りたたみの機構がしっかりしているか、ハンドルなどの接合部の強度がじゅうぶんにあるかなどをチェックし、価格だけで選ぶことは避けるようにしましょう。

そのため、一定の品質を担保する意味合いでも、厳しい自転車安全基準をクリアしたことを示すBAAマーク(一般社団法人自転車協会)や、JISマーク(工業標準化法によるJIS認証取得者)、SGマーク(一般社団法人製品安全協会)を取得しているかも選択のポイントになります。

折りたたみ自転車の人気メーカーを紹介

折りたたみ自転車で人気のメーカーをみてみましょう。折りたたみ自転車専業メーカーとして世界的に人気のある「ダホン」、オフロードに強い「ハマー」を紹介します。

ダホン(DAHON)

DAHON ダホン 折りたたみ自転車 Horize Disc ホライズ ディスク 2022年モデル ミニベロ 軽量 20インチ 8段変速 アルミフレーム ディスクブレーキ 超軽量 コンパクト 通勤 通学 カーキ 22HORIKK00:¥95,800 ( 2023年5月10日時点 )

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1982年に創業したアメリカに本社を置く折りたたみ自転車の専業メーカーです。

「Dahon Folding System(DFS)」という折りたたみ機構は、他社にも提供されるほど高い信頼性を誇っています。折りたたみ自転車の専業メーカーであるだけに導入しやすいエントリーモデルから、超軽量のハイスペックモデルまで幅広くラインナップしており、折りたたみ自転車に見えないクールな外見が特徴となっています。

ハマー(HUMMER)

HUMMER(ハマー)『FDB206Wsus-NP』:¥28,300 ( 2021年6月15日時点 )

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アメリカ軍向けの自動車を開発してきたことでも知られているハマー。国内のメーカーによるライセンスで企画・製造・販売されている自転車のラインナップは、本家のハマーのオフロード仕様を再現しています。サスペンションやパンクしないタイヤなどの装備も人気の理由です。

無骨なデザインやカラーリングで、見た目のインパクトも強いモデルがラインナップされます。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)