お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜が31日、日本テレビ系情報番組『スッキリ』(毎週月~金8:00~10:25)に生出演。新型コロナウイルスによる肺炎で29日に死去したタレントの志村けんさんとの思い出を涙ながらに語った。

近藤春菜

春菜は「志村さんの笑いで育った方って本当にたくさんいて、どの時代も元気をもらって、志村さんの舞台を観に行かせていただいたときに、子供たちの笑い声もドカーンってすごいし、大人もすごい。こんなに分け隔てなく笑わせられるって本当にすごいなって思います」と、幅広い世代に愛された志村さんのすごさを熱弁。

そして、「一緒にコント番組をやらせていただいたときに、もちろんカツラとか音楽とか、いろんなタイミングとか、緻密に計算されたものがあるんですけど、私たち若手には『好きにやれよ』『自由にやれよ』って言って、その場でパッてやったことに対してすごい笑ってくださったり、本当にいろいろ見てくれているんですよね」と共演時のエピソードを明かし、「番組に出たものとかも見てくださってて、『あれ面白かった』って一緒にやってくださったりとか、すっごい優しくて」と思い出を語った。

続けて、「志村さんに笑ってもらえるってだけで、私たちがどんだけ自信を持てるか。私たちがお笑いでやっていいんだよっていう居場所をものすごい作ってくださる方で、大師匠なのに一緒になっていろいろやってくださる」と感謝し、「いたずらっ子な面もあって、無邪気でけたけたって笑われている姿とか本当にかわいらしいし、でもシャイでロマンチストですごくかっこいいところもあって、いろんな面を見させていただいたんですけど、根底にあるのは人をどれだけ楽しませられるかっていうところにあって」と人柄を伝えた。

さらに、共演していた同局の『天才! 志村どうぶつ園』の収録を振り返って、「お客さんがいっぱい入っているんですけど、転換とかあるんですよね。セットを変えたり、物を入れたり。でもそれをほとんど止めずに、生のお客さんとのライブ感を楽しむというか、舞台のようにやられるんですよね。目の前にいるお客様を飽きさせずに、そのまますごく良いテンポでやるっていうのにこだわりを持たれていて、笑いに対する思いとかすごい勉強させていただいた」と述べ、「思い出を語ると止まらないくらいな感じです」と涙ぐんだ。

さらに、「本当に優しかったですね。上の方だし偉い方だし、もっと偉ぶってもいいのにっていうくらいなのに、本当に優しいし、飲みにつれてってくださって、多くを語るわけではないんですけどいろいろ学ばせてもらったりとか、私たちも笑わせてもらえるっていう、すっごい大きい方です」としみじみを語った。

春菜が語った志村さんとの思い出に、SNS上では「春菜さんのコメントと涙を見て、志村けんが優しいおじさん。だったことが痛いほど伝わる」「春菜ちゃんのお話しで涙」「春菜のコメントが1番泣ける」「ハリセンボン春菜の志村けんさんとのエピソードがめっちゃ泣ける」といった声が上がっている。