JR西日本は昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう利用状況を踏まえ、特急「はるか」の編成両数を見直すと発表した。3月14日のダイヤ改正から全列車9両編成で運転開始したが、4月1日から全列車6両編成に減車される。
関西空港駅発着で新大阪・京都方面へ向かう特急「はるか」は、3月14日のダイヤ改正までおもに281系6両編成で運転されたが、訪日外国人旅客数の増加にともない利用者が増えたことから、増結用の新型車両271系を追加投入。ダイヤ改正後は3両編成の271系または281系を増結した9両編成で運転されていた。
しかし新型コロナウイルス感染症の影響を受け、新幹線・在来線特急列車ともに利用者が大きく減少。JR西日本の発表によれば、3月14日の時点で同社の在来線特急列車は前年同日比43%の利用状況だという。これを踏まえ、3~6月に運転予定だった新幹線・在来線特急列車の臨時列車が一部運休に。あわせて特急「はるか」の編成両数を見直し、4月1日以降は全列車6両編成に減車して運転することになった。
「今後も随時ご利用状況に応じた編成両数の見直しを行っていきます」とJR西日本。なお、平日の「はるか1・3・5号」は5号車を指定席から自由席に変更する。