お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が20日、日本テレビ系情報番組『スッキリ』(毎週月~金8:00~10:25)で、漫画家・きくちゆうき氏がツイッターで連載中の4コママンガ『100日後に死ぬワニ』について語った。

加藤浩次

加藤浩次

同作はワニの気ままな日常を描き、毎回最後には死ぬまでの日数が「あと○日」とカウントダウンされる内容。きょう20日に100日目を迎えることから、番組ではきくち氏をスタジオに招き、世間の反響やこれまでの展開を振り返った。

その中できくち氏は、「見てる人が『終わり』を意識してくれるようなものにしたくて」と語り、「僕らもいずれ死んでしまうし、終わっちゃう。それを考えながら生活すると、たぶん『今やるべきこと』や『やるべきじゃないこと』が見えてくるんじゃないか」と同作に込めた思いに言及。

これを聞いた加藤は「すごい……」と感心し、「最初は僕、笑って見てたんですよ。『死まであと○日』がオチになってるなと思って。今までは起承転結の4コママンガだったけど、オチが最後の一文という新しい形だと思って見ていたんですよ」と読み始めた頃の感想を思い返した。

そして「ただね」と続け、「残りが30日、20日ぐらいになってくると、何か笑えなくなってくる自分がいたんですよね」と告白。「僕の願望言っていいですか?」と問いかけた上で、「『100日後に死ぬワニ』じゃなくて、“死んだワニ”ということで」と連載が今後も続くことを望んでいた。

また、99日目の3コマ目で「ところにり雨ですが」と“ところにより”の“よ”が抜けていることについて、ネット上などでは深読みする声も上がっていたが、きくち氏は「ミスです」「あっちゃ~だった」と苦笑。同作の魅力を熱弁していた加藤は「ミス!?」と驚き、「“よ”がないということで。例えば、隕石が落ちてきてワニだけじゃなくて全員が亡くなるんだとかいう考察してたんだけど、“よ”がないのは……?」と改めて確認し、きくち氏が「ミスです」と即答するとスタジオは爆笑に包まれた。

ワニの100日目が描かれる回は20日19時、ツイッターにアップされる予定。きくち氏はカメラに向けて、「ぜひ見てください。宜しくお願いします」と呼び掛けていた。