フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、「日光さる軍団」の新入社員たちに密着した『就職先はさる軍団 ~師匠と弟子と新入社員~』を、22日に放送する。

  • 『ザ・ノンフィクション 就職先はさる軍団 ~師匠と弟子と新入社員~』より=フジテレビ提供

昨年春、7人の若者が「令和初の新入社員」として会社員生活をスタートさせた。その会社は、株式会社モンキーエンタープライズ。栃木・日光市にある「日光さる軍団劇場」を運営する会社だ。

「反省ザル」でおなじみの村崎太郎さん(59)率いる19人の猿まわし芸人が所属する「さる軍団」も今や立派な会社組織。入社後に“猿まわし”となることを目指す新入社員も「週休2日のシフト制」厳守で、1,000年続く伝統芸能の世界も、押し寄せる“働き方改革”の波に揉まれ、大きく揺れていた。

猿と家族同然に過ごし、師匠から弟子へと厳しい指導で受け継がれてきた伝統のスタイルは今や昔。令和の新入社員は、芸の道へ「入門」するのではなく、エンタテインメント企業に「入社」したのだ。

「なんであんなにペコペコしなきゃいけないのかなあ」とボヤくのは、ダンスが得意でオシャレ好きな小林夢子さん(21)。師匠や先輩たちとの飲み会は苦手なのは、ゲームと貯金が趣味の吉澤佑哉さん(21)。伝統芸や師弟関係など無縁の世界で生きてきた彼らは、この会社で、猿まわしの芸を極めることになった。

そんな彼らの最初の大舞台は、パートナーの猿が決まってから半年後に行われる「新人発表会」。日々、指導役の叱咤激励を受けながら稽古に励むが、そんな矢先に事件は起きる。新入社員の一人が、突然、劇場から姿を消したのだ…。

女優の松本穂香が、ナレーションを担当する。

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