お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太がMCを務めるABCテレビの新バラエティ番組『山里亮太のまさかのバーサーカー』(4月5日スタート、毎週日曜23:00~)初回収録が14日、大阪市内で行われた。

  • 山里亮太(左)とくっきー!

同番組では、各界で活躍する著名人がお笑い芸人しか体験しないような極限ロケに挑戦。追い詰められたときに発揮される意外な潜在能力を引き出し、その“まさか”のリアクションを野性爆弾・くっきー!らスタジオの芸人パネラー陣が大喜利で予想していく。昨年8月、今年1月に単発番組として放送されて好評を博し、レギュラー化が決定した。

初回は、日本ボクシング連盟の元会長・山根明氏と、タレントで靴職人の花田優一がロケに登場。山根氏は映画『ロッキー』の名場面の再現に挑み、生卵の一気飲みや「65年ぶり」というボクシングの試合を熱演した。

一方の花田は、鮭の皮で靴を作るという難題にチャレンジ。スタジオでは、パネラーのくっきー!、ロバート・秋山竜次、インパルス・板倉俊之が、完成した“鮭の靴”でモノボケ合戦を始めるなど、爆笑大喜利を繰り広げた。

収録では、秋山のシュールな即興ソングや、くっきー!のイラストボケなどに終始笑い転げていた山里は「単発でやったときも笑い疲れるほどおもしろかったので、それが毎週になるのは本当にうれしい」と感激しきりで、「お笑い界の奇才中の奇才たちの大喜利を楽しんで」とアピール。くっきー!も「やってて楽しいし幸せ。出演者がこれほど“またやりたい”と思う番組は珍しい」とレギュラー化を喜んだ。

また、登場する著名人の“まさか”の人選も同番組の大きな見どころ。単発版では元NHKアナウンサーの登坂淳一が過酷な山登りに挑んだり、アーティストのChageが新世界で新たなデュオを結成したり、フリーアナウンサーの辛坊治郎がローション相撲に挑戦したりと、異色のロケが話題を呼んだ。

山里は「今回の花田優一くんで太いパイプができたので、お父さんに出ていただけないかな」と、父・貴乃花光司氏にラブコールを送り、「ニューヨークに行って(ピース)綾部を探すロケとか(笑)」と提案。さらに、くっきー!にも「池上彰さんとツーショットで生放送をやってほしい」とムチャぶりするなど、大胆なロケのプランをぶち上げて笑いを誘っていた。

4月からはカンテレ系の朝の新番組『土曜はナニする!?』でもMCを務める山里。この好調ぶりを「ゴリゴリの結婚バブルです!」と話して笑わせ、「朝の落ち着いた番組と、『バーサーカー』のように攻めに攻めた番組。どちらもやらせてもらえるのはうれしい」と笑顔を見せていた。