パナソニック ライフソリューションズは、3月14日に開業するJR東日本の新駅、高輪ゲートウェイ駅にて、合計約1,600台の照明器具からなるやわらかな光で演出する。そのコンセプトや照明器具について説明している。

  • パナソニックの照明器具で演出された高輪ゲートウェイ駅

  • 高輪ゲートウェイ駅内部の照明

高輪ゲートウェイ駅の照明デザインは、「街のランドマークとなる暖かな光の駅舎」をコンセプトに、建築の特徴である折り紙をモチーフとした大屋根を照らし上げることで、やわらかな光に包まれたコンコースを演出している。

大屋根には膜屋根が採用され、自然採光を活用することで日中の照明電力量を削減。夜間はできるだけ存在感を少なくした照明器具で、コンコース内部から大屋根をやわらかな光で照らし上げている。

  • 高輪ゲートウェイ駅内部の照明

  • 高輪ゲートウェイ駅内部の照明

大屋根の梁に設置された照明器具がコンコース内の床面を照らし、空間全体の明るさを確保。ホーム照明には、パナソニックとJR東日本で共同研究開発したPLC(電力線通信)による調光調色照明制御システムとホーム用照明器具が採用され、日中は自然光との調和を図るために昼白色~白色の光、夕方以降はコンコースと合わせて電球色のあたたかみのある光とした。照明デザインは、世界で活躍している照明デザイナー、面出薫氏(ライティング プランナーズ アソシエーツ)によるものだという。