波瑠と成田凌が3日、東京大神宮で行われた映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』(3月20日公開)の大ヒット祈願イベントに登場した。

  • 左から成田凌、波瑠

    左から成田凌、波瑠

同作は脚本家・遊川和彦の第2回監督作品。30年間に及ぶ3月のある1日”を舞台に、昭和~平成~令和と時代を跨ぎ、運命に翻弄されながら、それでも愛を紡いでいく2人の半生を描く。ある年の3月1日、3月2日、3月3日と進んでいき、物語のラストが3月31日となる。

マスクをした参拝客が通る中、波瑠は「お天気が良すぎるくらい良くて、昨日みたいに寒い雨の日じゃなくて良かったな。本当は違うイベントだったんですけど、残念なことにこういう形になってしまいましたが、よろしくお願いします」と挨拶。「こういう状況なので、『映画館に行ってください』と大きい声で言えないのが残念なんですけど、いろいろな形で宣伝できればと思っています」と、新型コロナウイルスの影響について言及した。

映画の舞台挨拶が次々と中止になる中、成田も「なかなか映画館に来てくださいとは言えない」とはしながらも、「またお会いできる機会は作れると思うので、観てくれる方に直接感謝を言える機会ができたらと思います」と希望する。

また、2人にとって「3月とは?」という質問には、波瑠が「私が10数年前、事務所に入るきっかけいなったオーディションが3月にあったり、朝ドラのオーディションも3月位にあって、新学期は4月からだと思うんですけど、3月に生活や環境が変わるきっかけが多かった。思い出がいろいろあるのが3月ですね」と振り返る。成田は「高校の卒業式終わった後、友達と3人だけで、体育館で2時間くらいかけて卒業式をもう1回やった。3人だけで走り回って全訳やって、校長先生役と本人役と全部やりました」と青春の思い出を明かした。

ヒット祈願イベントではあるが、拝殿での願いについて、波瑠は「コロナウイルスの影響が、早く収束して欲しいなあって」と苦笑する。「そしてみなさんに、何の心配もなく『弥生、三月』を映画館に観に来ていただけるようになって欲しいです」と願った。